新座団地内3つのパス停の(利用者8割が使う)志木駅行きルートは継続せよ

小野だいすけ市議
小野だいすけ市議

小野大輔議員は市内循環バス・にいバスについて一般質問しました。新座市地域公共交通会議では、新座団地内の3つのバス停が廃止される案が出ていました。

3月10日の最新の会議では、団地内バス停が維持される案が出ました。しかし、志木駅行きのルートが廃止される案となっています。小野議員は、志木駅行きルートを継続するように質問しました。市側とのやりとりは以下の通りです。

小野議員:なぜ志木駅行きのルートを廃止するのか?

市民生活部長:民間バスとの重複を無くすためだ。

小野議員:にいバスの3つのバス停を継続する署名はどれだけか?

市民生活部長:618筆届いている。

小野議員:地域町内会からは要望が出ていますか?

市民生活部長:新座2丁目町内会、リバーサイド自治会、住宅町内会、団地自治会の会長連名でルート継続の要望書が提出されている。

小野議員:3つのバス停利用者で志木駅へ行く利用者は何人か?

市民生活部長:2022年2月の利用者数は、3つのバス停を利用した方は867人で、658人が志木駅行きのバスを利用している。

小野議員:団地内のルートはとても短いルートだ。志木駅行きを継続した影響は?

市民生活部長:影響はほとんどないが民間バスとの重複が問題と考えている。

小野議員:新座2丁目地域の方が利用する新座団地東のバス停は路線バスがないのではないか?

市民生活部長:確かに新座団地東のバス停は路線バスがない。ほかの二つのバス停が路線バスと重複するので志木駅行きを無くすことを考えた。

小野議員:市の計画には「市内公共施設や病院などをネットワーク化するにいバス運行の充実を進める」とある。計画と違うことをしているのではないか?

市長:志木駅行きルートが無くなると決まったわけではない。そういう意見があることを受け止めたい。パブリックコメントの意見を見て考えたい。

小野議員:3つの理由で志木行きルートを無くすことには反対だ。
①団地内の3つのバス停は特に利用者が多い。その8割が志木駅行きルートを利用している。
②短期間に署名618筆が集まった。「これまで同様に継続してにいバスを利用したい」というのが住民の声だ。
③市の計画では「利用者のニーズを踏まえた運行の充実に努める」とある。政府ガイドラインには「導入にあたってはバス路線との重複させない」とあるが、「導入」の話だ。市民が利用していたルートをなくす理由にはならない。「路線バスとの重複解消」は市が後付けで持ち出したものだ。元の計画の立場に立つべきだ。重複というが、新座団地東のバス停は重複していない。短いルートを継続しても影響はない。
乗り切れない人がいるから便を増やせと訴えてきた。費用対効果の高い施策を市は行ってきたわけだ。誇りをもって右回り・左回り両方向の便を継続すべきだ。70歳以上の方に無料乗車券を発行してきたが、今度は75歳以上になるということだ。利便性が向上するとは思えない。70歳以上の無料乗車券を継続することと合わせて強く要望する。

バス

(にいざ民報 2022年3月27日 No.1940)