市民清掃に市の補助金の支給復活を 市長 来年度については、検討していきたい

しまだ好枝市議
しまだ好枝市議

9月15日、嶋田好枝市議が市民清掃の補助金復活を求めて一般質問しました。

嶋田市議は、下の資料を市に資料要求しました。この資料を基に、「令和2年度までは年に2回、61の町内会で市民清掃をやっていた。補助も出ていたということが分かります。ところが令和3年度は補助金がなくなり、33町内会のみの実施でした。これはコロナの影響もあるかと思います。令和4年度については、春には44町内会が実施し、秋には検討中も含め53町内会が実施の方向です」と地域の実態を議会で明らかにしました。

①最近5年間の市民清掃の実施状況と補助額

②財政非常事態宣言解除後の市民清掃の実施状況

嶋田市議は地元町内会長の声を紹介しました。「回覧板でお知らせしたところ、若い方もたくさん参加してくださいました。地域でのつながりを大切にしたいという気持ちが強いのだと思います。お金は町内会費から出しました」と市民清掃のつながりの重要性を指摘。さらに、別の町内会長が、「春は市がお金を出してくれなかったので、できませんでした。秋には実施したいと考えています。市民清掃が復活したのに、予算を付けないというのは、どういうことなのですか。市民清掃の予算を削るなんてとんでもないことだ」と市政に対してご立腹でした。こうした事例を挙げ、市民清掃への補助を復活すべきだと求めました。

市長は、「市民の皆さんの地域をきれいにしたいという環境保全の気持ち、コミュニティを大切にしたいという気持ちについては、大切なことと理解しています。清掃時にはごみ袋や軍手などが必要ということで、費用もかかるということは分かっています。その費用を町内会費から出すというのは苦しいという町内会もありますので、来年度については、検討いたします」と答弁しました。

(にいざ民報 2022年9月25日 No.1962)