文教生活常任委員会 学校施設リフレッシュプラン CO2ゼロで行うごみ収集事業を視察 名古屋市・長岡京市

文教生活常任委員会は11月8〜9日に名古屋市、京都府長岡京市を視察しました。黒田実樹市議が参加しました。

名古屋市は400校超の学校施設のうち76%が築年数40年以上を経過し老朽化。学校施設リフレッシュプランは、対処療法的な「事後保全」から計画的な「予防保全」に転換し、よりよい教育環境を確保する目的で策定しています。合わせて「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」で、●子どもたちが多くの人とふれあい育つ●教員が子どもとより向き合うことができ、指導が充実する●学校施設の老朽化を早期に改善する、とビジョンを掲げています。複合化構想の検討段階でワークショップの開催や『新しい学校づくり懇談会』を開催し、市民や保護者の意見を直接聞く場を設けていること等が印象的でした。

長岡京市では、令和4年4月1日にゼロカーボンシティ宣言を行いました。市民にとって最も身近なごみ収集事業に焦点を当て、市民への温暖化防止の意識啓発の効果や新たな環境価値を生み出すこと、中小事業者の社会的責任として啓発することを目的に今年度から試行運用しています。特徴としては京都府独自のクレジット「京-VER」を活用し、市内のパネル設置増加の加速化を目指しています。職員の方は「環境問題に関心のない人でも、気づきを促し、関わらざるを得ないような取組を進めたい」と話し、熱意にあふれていました。

長岡京市役所バスの前にて(11月9日)
長岡京市役所バスの前にて(11月9日)

(にいざ民報 2022年11月20日 No.1969)