「にいバス」の利便性が大幅後退! 市長は増便を公言していたのに?
新座市地域公共交通会議で、令和5年4月1日からの新しい時刻表が公表されました。新時刻表と現時刻表を比較すると「新座団地」「北野中央」のバス停では、市役所・第2老人福祉センター・志木駅へ行く便が大幅減となっていることがわかりました(下)。
地域では、「老人福祉センターに通えなくなる」「病院に行けない」「年金暮らしで交通費を出すのが大変。駅などに行く便が減れば外出を控えるしかない」「今でも満員で乗れないのに便数が減ればもっと乗りにくくなる」など不安や怒りの声が上がっています。
にいバスの新座団地内コースを継続させる会や日本共産党北後援会では、新時刻表を撤回し、今よりも利便性が良くなるように、要望(下)。
市長は増便を公言してきたわけですから、利便性を後退させるべきではありません。
12月9日「利便性を後退させるな」と小野大輔市議が市議会で一般質問します。
●新座団地⇔市役所(にいバスのバス停)
行き 現行8本→新4本 −4本 50%減
帰り 現行8本→新5本 −3本 37.5%減
●新座団地⇔第2老人福祉センター
行き 現行3本→新5本 +2本 40%増
帰り 現行4本→新0本 −4本 100%減
●新座団地⇔志木駅南口
帰り 現行4本→新3本 −1本 25%減
行き 現行5本→新3本 −2本 40%減
●北野中央⇔市役所(にいバスのバス停)
行き 現行7本→新5本 −2本 28.57%減
帰り 現行8本→新5本 −3本 38.5%減
●北野中央⇔第2老人福祉センター
行き 現行3本→新2本 −1本 33.3%減
帰り 現行4本→新2本 −2本 50%減
●北野中央⇔志木駅南ロ
行き 現行4本→新4本 +−0本 0%
帰り 現行5本→新4本 −1本 20%減
「にいバス」の新運行案についての要望書
新座市長 並木 傑 様
公共交通政策課長 遠藤 達雄 様
2022年11月30日
「にいバス」の新座団地内コースを継続させる会
代表 古田 俊信
日頃から市民生活向上のために努力されていることに敬意を表します。
2022年9月30日の新座市公共交通会議で、にいバスの新しいコース、時刻表が公表されました。北コースの要望していた北野中央や北野入り口通り、新座団地内のバス停が維持されたことは大変良かったです。
しかし、志木コースの時刻表を見ると、増便されるどころか、今まで利用していたバス便が利用できなくなっています。市役所、第2老人福祉センター、志木駅などへの行き帰りの便が軒並み減便となっています。特に、「新座団地」のバス停から市役所へ行き帰りの便数は、行きの現行ルートは、8本から4本になり50%減、帰りの現行ルートは、8本から5本になり37.5%減となっています。これでは、外出を控える市民が増えてしまいます。コロナ禍で引きこもりがちの高齢者がさらに健康を害する方が増えてしまいます。大変不満です。
市は、令和4年度第1回新座市地域公共交通計画(素案)の中で、「運行本数は、1時間半から2時間に1本、(1日12時間運航の場合、6本から8本)程度の水準を目指す」とし、市長も増便を公言していました。にいバスの便数は、これまでと同じか、それ以上に増やすべきです。
市内循環バス「にいバス」について以下の点を要望いたします。
1、にいバスの志木コースは、減便ではなく、増便させて利便性の向上を図ってください。
(にいざ民報 2022年12月11日 No.1972)