大軍拡のメニューを並べ外交なし

通常国会始まる。岸田首相の施政方針演説の冒頭は「防衛力の抜本的強化」。「5年間で43兆円の防衛予算確保」「反撃能力(=敵基地攻撃能力)の保有」「南西地域の防衛体制の抜本強化」など、大軍拡のメニューを並べあげ、外交の話は出てこない。沖縄が戦場になることを前提にしたような方針を示していることは断じて許せない。

日米同盟強化の下、海外で戦争を行う米軍を守るための軍事一辺倒の岸田政権では、平和も暮らしも守れない。

廃炉原発の建て替えや原発運転期間の延長など、財界・原発利益共同体の要求にこたえ、東電原発事故がなかったかのような原発推進政策は認められない。

米国言いなり、財界中心の岸田政治と正面から対決し、建設的な対案を示す日本共産党の前進で、国民本位の政治への大転換をはかろう。

日本共産党衆議院議員 塩川鉄也

衆院議員 塩川鉄也

(にいざ民報 2023年1月29日 No.1977)