米国の統合防空ミサイル防衛は自衛隊と一体化 日本が戦場になることを前提に 衆議院議員 塩川鉄也
予算委での志位委員長の質問は、米国が進める敵基地攻撃能力とミサイル防衛を一体化した統合防空ミサイル防衛(IAMD)の危険性を告発。岸田首相は「日本と米国のIAMDは別物」と言うがとんでもない。
米インド太平洋軍は「同盟国とのシームレスな融合」と述べている。一体化そのものだ。
北関東の自衛隊基地でも大軍拡が進んでいる。空自入間基地の施設整備費は、概算要求段階の86億円から予算案段階では210億円へと、2・5倍に増額。増加分の115億円が基地の「抗たん性の向上」のための施設整備費。抗たん性とは軍事施設が敵の攻撃に耐えてその機能を維持する能力のこと。戦場になることを想定した予算。
入間基地の輸送能力を生かして、沖縄で負傷した自衛隊員を自衛隊病院に搬送する訓練も行われていた。沖縄が戦場になることを前提にしている。許せない。
【衆議院議員・塩川鉄也の国会報告より】
(にいざ民報 2023年2月26日 No.1981)