コロナ禍の3年間 学校行事があいつぐ縮少・中止の中でがんぱった中学生 1418名が卒業

3月15日に市内6校の中学校で卒業証書授与式が行われ、1418名の生徒が9年間の義務教育を修了し、卒業しました。日本共産党6人の議員は、それぞれ近くの中学校の卒業式に参加し、「ご卒業おめでとうこざいます」のお祝いの言葉を贈りました。

卒業式では、卒業生の一人ひとりが校長から卒業証書を授与され、校長のお祝いのことは(式辞)、教育委員会のお祝いのことは(告辞)が贈られました。また、在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞が述べられ、卒業生の合唱もすばらしく感動的な卒業式となりました。

教育委員会の告辞では、国際宇宙ステーションに長期滞在中の若田光一さん(埼玉県大宮市の出身)が、宇宙ステーションで、様々な国の人たちと協力しあって活動していることを紹介し、若田さんが「自分が心地よく感じる領域から、あえて一歩踏み出し、相手に歩み寄る。そして、自分の強みだけでなく、弱みまでさらけ出し、すべてを理解してもらう。そうすることで初めて、相手も心を開き、思いやりを持って接してくれるようになりました」と語っていることを紹介しました。

そして、告辞では続けて、「義務教育を修了し、社会へ巣立つ皆さんに知っておいてほしいことがあります。それは、何かで成功を収め、華やかな舞台で喝采を浴びる人たちは、そこに至るまでに、ひたむきに努力を継続してきた経緯があるという事です。これから先、皆さんも容易に乗り越えられない困難に直面することがあるかも知れません。そうした時、もう一度自分の力を信じ、最後まであきらめない気持ちと周りで支えてくれる人々への感謝の気持ちを大切にして欲しいと思います」と話しました。

この子たちの中学3年間はコロナ禍で多くの学校行事が中止になりましたが、負けずに頑張ってきた生徒たちです。どの学校でも多くの保護者が卒業式に参加し、子どもの成長に見入っていました。

卒業生の人数

(にいざ民報 2023年3月26日 No.1985)