講師 佐藤一彦氏 新座革新懇 第18回総会 「市長が代われば市政は変わる」
10月28日に畑中公民館で、「新座革新懇第18回総会と講演」が開かれました。第1部の総会では、昨年度の活動総括と今年度の活動方針が審議され、提案の通りに可決されました。また、役員には13人の世話人及び事務局が選出されました。代表世話人に小鹿伸衛氏、事務局長に綾部健氏(いずれも新任)が就任されました。
第2部では、「市長が代われば市政は変わる」との演題で、蕨市の佐藤一彦さん(「みんなの市長をつくる会」代表委員、蕨地区労協議長)が講演しました。
今年の6月4日投票の蕨市長選挙で、よりたか英雄さんが当選し5期目がスタートしました。よりたか氏は共産党員で蕨市議会議員を3期務め、平成19年に3回目の挑戦で市長に当選しました。以来、5回連続で自民・公明の候補に勝利してきました。
佐藤さんは、選挙結果について、「市長の良識の勝利」と語りました。今回の相手候補は現職の県議で県知事との連名ポスターを貼り出し、「現市長では、国・県との連携がとれない」や多選批判の主張をしたが、市民はよりたか市政の4期16年の実績を高く評価し、新しいマニュフェストに大きな期待を寄せ、大差で勝利した。相手候補は、自民・公明に加え、維新や連合、立憲民主を巻き込み、市議選と連動して町会締め付けなどの組織戦が行われたが、市民はそれをはね返した。
よりたか市長は、マニュフェスト(公約)の実現に向け全力をあげている。新たな物価高騰対策として、1人5000円の暮らし応援券を10月中に配送業者を通じて全世帯に届ける。(新座市は1世帯3000円)また、18歳高校卒業までの子ども医療費完全無料化を実施する。子育て支援のさらなる拡充に向けて、地域子育て支援センターに、産後ケアや子どもの一時預かり、子ども食堂などの子どもの居場所づくりの機能を併せ持つ「多機能型地域子育て支援センター」を設置する。高齢難聴者の補聴器購入補助実現もマニュフェストに入っています。
佐藤さんは、最後に①市民要求実現に向けた運動を通し、市民も協同して「あったか市政」を発展させる。②市民と立憲野党の共闘の再構築を図り、憲法を守り生かす政治を目指すことを語りました。参加者から、来年6月の新座市長選に向け、早く準備する必要があるという意見が出されました。
(にいざ民報 2023年11月5日 No.2011)