広がった公約への期待 埼玉・新座市長選 工藤氏が39%

7日投開票された埼玉県新座市長選(立候補2人)で、「市民のための明るい新座市政をつくる会」の工藤薫氏(74)=無所属新、日本共産党推薦=は1万5449票(得票率38・70%)を得て健闘しましたが、及びませんでした。当選は現職の並木傑(まさる)氏(65)=無所属=。

工藤氏は選挙戦で、学校給食費の無償化や並木市政が削った福祉の復活、非正規雇用者の待遇改善、国民健康保険税・介護保険料の引き下げ、コミュニティーバス「にいバス」の充実などを訴え、市民の期待と共感が広がりました。

一方、現職の並木氏は前回市長選の直後、コロナ禍を口実に「財政非常事態宣言」を出し、障害者や高齢者の福祉をつぎつぎと削減。市長選では、前回から得票を5000票以上減らしました。

結果を受けて、工藤氏は「選挙中の公約実現をめざし、引き続き頑張ります」としています。

(しんぶん赤旗 7月9日 首都圏ページから転載)

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