健康保険証廃止は中止を

岸田政権は今年12月2日に、現在の健康保険証の新規発行を終了して、廃止する考えです。市民の方から次のような不安の声が寄せられました。

①「今使っている後期高齢者医療保険証の有効期限は、令和6年7月31日となっています。岸田総理は『有効期限切れでも有効である旨の証明書を発行する』と答弁していたが、自動的に送られて来るのか請求するのか分りません。あと1カ月で切れるのに行政からも説明が無く、現在病院にかかっている高齢者は不安です」

●新座市役所の担当課に確認したところ、令和6年8月1日から1年間有効の健康保険証は、7月14日頃から郵送を始めるということです。12月2日以降も、来年(令和7年)7月31日までは、この健康保健証を使うことができます。
その後は、マイナンバーカードを持っていない方、マイナンバーカードを持っていても健康保険証と紐づけしていない方には、健康保険証の代わりに「資格確認書」が、有効期限が切れる前に本人の申請なしで市役所から郵送されます。

②「私が持っている一度も使ったことのないマイナ保険証で受診しようとして病院の機械に通したら、『市役所の窓口に行ってください』と表示されてダメでした」

●電子証明書の有効期限が切れているとマイナ保険証として使えません。有効期限は、マイナンバーカードは発行の日から10回目の誕生日まで、電子証明書は5回目の誕生日までと違います。医療機関がマイナ保険証を使ってオンラインで患者さんがどこの健康保険に入っているか確認できない場合、いったん10割負担して後から払い戻してもらうことにもなりかねません。
マイナ保険証を持っている人には「資格情報のお知らせ」を発行します。マイナ保険証が使えない病院やシステムトラブルで資格が確認できない場合などに提示します。多くの患者・病院が望んでいない保険証の廃止は中止するべきです。

健康保険証廃止は中止を

(にいざ民報 2024年7月14日 No.2039)