市の鳥害対策を問う カラスのゴミ被害、ハトのふん害対策を

小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

小野だいすけ市議が6月議会一般質問で鳥害対策を質しました。カラスのゴミ被害や鳩のフン害について取り上げました。

カラスのゴミ被害対策を

小野議員:地域の方は、ネットにおもりを置いて、カラスに取られないようにすることはもちろんやっておられます。それ以外にもネットの上からブルーシートをかける、ネットを袋状にするなどの努力をしてもごみを出す人がちょっと間違えば、カラスがごみを荒らしていきます。蕨市では、去年度各町会に1台ずつ、試験的に折りたたみ式燃やすごみ回収BOXを配備しました。効果が認められ、2024年度からこのボックスを100台配備する予定です。市でも折リたたみ式燃やすごみ回収BOXを配備してはどうでしょうか。

市長:市では、現在推奨している防鳥ネットを袋状にする方式を徹底して、被害が収まらないケースがあるかどうか検証する中で、折たたみ式燃やすごみ回収BOXの活用の必要性については検討していきたいと思います。

ハトのふん害対策を

小野議員:鳩のふん害についてです。ハトの餌やりによって、ハトが住みつき、数が増え、ふん害など苦しむ住民がいます。東京都ではカラーのチラシを(餌やりをしている人がいる地域に)撒いています。「エサやりはハトにも人にも迷惑になります」と書いているのです。「ハトが増えたら、ハト駆除されてしまいます」とも書いてあります。こういう啓発を考えていただけないでしょうか。

市長:野生のハトヘの餌やりについては、法令等で禁止されておりません。生態系に影響を与えるおそれがあるほか、ふんや羽毛による汚染や悪臭、鳴き声による騒音の被害をもたらすなど、生活環境の悪化につながるため、市のホームページ、広報、SNSで野鳥のハトに餌やりをしないよう周知徹底をしていきます。通報があった場合は、職員が現地を確認するとともに、実際に餌やりを目撃したときは、やめてもらうようお願いしています。さらに、必要に応じて、現地に啓発看板を設置しているところです。今後も先進自治体が行っている取組を調査研究していきたいと思います。

市民生活部長:被害状況等に応じて、できればカラー刷りで、チラシの配布についても検討したいと思っています。

(にいざ民報 2024年7月14日 No.2039)