地方交付税4・5億円増、繰越金7・5億円増 財政調整基金に12億円を積み増す 9月議会
新座市議会9月議会が、8月28日から始まります。市議会議員には、審議される議案が8月20日に配布されました。
市長から提出された議案は、全部で29件です。
専決処分の承認を求める案件が1件、条例案件が3件、規約変更案件が1件、予算案件が5件、決算案件が7件、財産案件が4件、道路案件が6件、人事案件が2件の合計29件です。
専決処分の承認案件は、令和6年度補正予算【第3号】です。内容は、定額減税の支給対象者が増える見込みのため8780万円の増の予算が計上されました。全額が国の負担です。専決処分は議会の承認を待たず予算を執行するものです。その後、議会の承認を経なければなりません。
12億円を基金に積増し
令和6年度補正予算【第4号】では、12億4082万円が財政調整基金に積み立てられました。積立て後の残高は、47億9643万円です。積立てられた主な理由は、繰越金が7億4980万円、地方交付税が4億5327万円増になったのを積み立てたものです。共産党は市民要望の実現のために使えるよう提案していきます。
コロナ定期予防接種
新型コロナウィルス感染症の定期予防接種を開始する予算が計上されています。対象は、65歳以上の市民、60歳以上の市民で心臓や腎臓、呼吸器の機能の障害を有する市民などです。実施期間は令和6年10月1日〜令和7年1月31日までです。自己負担は3300円です。
児童手当が拡充
児童手当法の改正により令和6年10月分(12月支給)から児童手当を拡充する予算も計上されました。所得制限を撤廃して、対象年齢は、15歳から18歳に拡充します。これまで4カ月毎に支給されていたのが、2カ月毎の支給となります。第3子以降は1カ月3万円、3歳未満の第1・2子は1万5千円に増額し、3歳から18歳までは1万円で変わりません。今まで、18歳までの子どもを第1子と数えていましたが、22歳までを第1子と数えるようになります。
太陽光パネルの設置他
公共施設に太陽光発電設備と蓄電池が整備されます。令和7年度〜令和16年度までの10年間のリース契約です。児童センター981万8千円、新堀小学校2487万1千円、畑中公民館と大和田公民館2068万6千円となります。
旧保健センターの解体費用が約9千万円予算計上され、令和6年度から2か年で実施されます。
志木駅南口自転車駐輪場の隣接地に一時利用の自転車駐輪場を整備する費用128万円が計上されました。借用する敷地は、96平米です。
(にいざ民報 2024年8月25日 No.2044)