4市共同の火葬場 施設整備は約108億円
新座市など朝霞地区4市が共同で火葬場を建設する相談がほぼまとまり、その基本構想が8月28日市議会に報告されました。
建設予定の候補地は志木市下宗岡1丁目で新河岸川のそばです。将来的にこの敷地北側に国道254号和光富士見バイパスが整備予定で、この道路を利用して出入りする計画です。下の案内図を見てください。
16炉を整備
施設の概要は下の表を見てください。火葬炉は15炉(うち1炉は予備炉)で、動物炉も1炉建設する予定です。葬儀式場は大人数用と中人数用の2室を予定しています。
費用については、施設整備費(火葬炉、建物、外構)約82億円、調査・設計費約6億円、造成費約20億円で、合計108億円(税抜き)です。用地購入費、アクセス路及び排水施設等の整備費は別にかかります。
整備はPFIを想定
施設整備スケジュールの概略は、2025年度の基本計画、民間活力活用可能性調査、2026年〜27年度に事業者募集選定、2028年度に基本設計、2029年度に実施設計、2029年度〜31年度に建設工事、2032年度から供用開始です。このスケジュールは、PFIなどの民間活力活用を想定したスケジュールです。
近隣には5施設あります。新座市民は戸田葬祭場の利用が一番多く、約72%です。新しい火葬場の利用料金は未決定ですが、4市の共用火葬場が建設されれば、新座市民にとっては大きな負担減になるでしょう。
この基本構想はまだ素案の段階です。今後住民説明会、各市議会の審議などを経て決められます。
(にいざ民報 2024年9月8日 No.2046)