金権腐敗の自民党政治を終わらせよう! 総裁選の裏側で憲法改悪の企み
「金権腐敗の自民党政治を終わらせよう」と題する講演会が、9月7日ふるさと新座館ホールで行われ約100名が参加しました。市民が野党をつなぐ埼玉4区の会主催で、講師は菱山南帆子さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表)です。
菱山さんの話は、「現在35歳ですが、中学1年生時にイラク戦争反対運動に参加し、開戦日から3ヵ月間アメリカ大使館前に座り込みました。市民運動に参加して22年になります」と自己紹介から始まりました。
「テレビが自民党総裁選にジャックされたその裏側で、憲法改悪の企みが進んでいます。国会では、憲法審査会の傍聴者にはヤジどころか咳払いも許さない警備の厳しさとなり、戦争への法整備が準備され、『新たな戦前』と言っていい状況です。『Jアラートと地下シェルター』が叫ばれていますが、これは空襲警報と防空壕の事です。国民の意識を戦争に慣れさせる『新たな戦前』です」
「『なぜ若者は怒らないのか』と言われますが、『怒ることが恥ずかしい』と教えられ、みんなと違うことは怖いと感じさせられ、冷笑主義がはびこる中で、若者は育ってきたのです。私は、1989年生まれですが、この年にはすでに国鉄は分割民営化され、闘う労働組合の姿は知らない。高齢の方はバブルの時を知っているが今の若者は現状の社会があたリ前と育てられてきたのです」
「自公政権、そして維新と対決していくために私たちができることは、裏金追及だけではなく、自公政権・維新にできなくて私たちにしかできない政治を語る事です。①ジェンダー平等が実現できる社会、②いのちと暮らしが守られる社会の二つを語りましょう。ジェンダー平等の実現される社会には戦争はありません」
市民の声が未来を創る
「市民の声こそが未来を創る大きな役割を果たします。一人一人が自分のマニフェストを語リましょう。誰のための政治なのか。どんな社会にしたいのか語りましょう。憲法改悪の危機です。どの野党が嫌いなど言っている時ではありません。市民と野党の共同で自民党政治を終わらせましょう」菱山氏は自分の体験を織り込み90分熱く語リました。
熱く語る菱山南帆子氏
(にいざ民報 2024年9月15日 No.2047)