2024年9月議会 日本共産党議員の一般質問
日本共産党 市政・議会報告
一般質問でみなさんの声を議会に届けました
厚生常任委員 笠原すすむ市議
税金は基金に貯め込まずサービス向上に活用せよ
Q.7月の市長選挙で並木市長は4年前と比べ5581票も減らした。現市政に対する市民の批判が示された。市長はこの結果をどう受け止めたか。また、出発式で市長は「財政非常事態宣言の中で、100億円ためた」と発言したと新聞が報道した。議会での発言と違う。内輪の集まりで本音が出たのか。真意を問う。新座市の基金の現在高は過去最高で、県内市町村の平均以上に多い。大切な税金を基金に貯め込むのでなく、市民サービスの向上に活用すべき。
A.4年前より支持が広がらなかった理由は、投票率が低かったこと、争点がなかったことが考えられる。市政の現状に満足し「並木で良いのではないか」と投票に行かなかったのではないか。財政の発言は、基金全てで100億円となった事実を述べたものだ。
その他.①スズメバチの巣の駆除、難病患者支援金、障がい者福祉手当、重度要介護高齢者手当など、財政非常事態宣言で削減・廃止されたものは全て元に戻すべきだ。②市内の道路で凸凹している箇所が多い。予算を増やして改修を。
総務常任副委員長 小野だいすけ市議
集中豪雨対策を
Q.7月31日の集中豪雨では、139件の床上・床下浸水があった。大和田・東北地域で被害が多かった。雨水管理総合計画を見直し、雨水貯留施設の整備等を進めてください。
A.令和6年度末、雨水出水浸水想定区域図を作成し、雨水貯留施設等を整備していきます。(雨水出水浸水想定区域図は1時間153ミリの降雨時に水がたまる場所を想定した地図。7月31日の累加雨量は37〜113ミリだった)
高齢者のバス・タクシー利用料の補助制度を
Q.都内で実施されているシルバーパス、朝霞市で行われているバスカードヘの年2千円の支給を新座市でも実施してください。
A.高齢者への外出支援在り方は、地域公共交通会議で議論していく。アンケートを実施予定です。
その他.①ほっとぷらざに代わる暫定図書館整備を。②三軒屋公園等複合施設はPFIではなく公設公営で。③自主防災組織のさらなる育成を。④柳瀬川土手の草刈り時期を変更し彼岸花を鑑賞できるように。
厚生常任委員長 小野ゆみこ市議
住宅リフォーム助成制度の復活を
Q.市民は、家をリノベーションしてずっと住み続けたいと考え、住宅リフォームをします。経済効果があったと市も認めている住宅リフォーム助成制度を復活するべきです。
A.経済効果があることは認識していますが、財政に限りがありますので、復活する考えはありません。
近年の内水氾濫の避難行動と市の対応について
Q.市民の方から「内水氾濫で床上又は床下浸水の被害を受けた時、新座市はどのような対応をしてくれるのか」との声が寄せられました。被災した際のフローチャートを作り、広く市民にお知らせできないでしょうか。
A.毎年、雨が予想される時期に市のホームページや広報にいざに掲載しております。提案のあった、市の対応の一覧表は、作成していきたいと思います。
その他.①畑中児童遊園のトイレの改修を。②終戦80年記念行事の計画を。③豪雨災害時の避難について。④内水氾濫ハザードマップ作成を。
文教生活常任委員 石島よう子市議
マイナ保険証をあわててつくる必要なしと周知を
Q.マイナンバーカードをつくるつくらないは任意ですが、12月2日以降の健康保険証新規発行終了の宣伝が行われ「マイナ保険証をつくる必要があるのか」と不安の声がある。申請なしで健康保険証に代わる資格確認書が届くことや、マイナ保険証をやめたい人は10月頃から解除ができるようになることを周知するべきです。
A.広報にいざ等で周知します。
保育士の処遇改善のため補助金の増額を
Q.保育士の確保、処遇改善のための補助金は、一人月額1万円で20年以上変わっていない。人事院勧告により新座市の地域手当が引下げになり、保育園運営費収入も減収になる。補助額を増やすべき。
A.地域手当は新座市が8%、都内23区が20%とさらに差が開くため、人材が都内に流れてしまう。地域手当は埼玉県と協力して引き上げを要望します。補助金額の引き上げは財政状況から難しいです。
その他.①国保税の引き下げを。②妊婦歯科健診助成制度の創設を。③子ども誰でも通園制度について。
建設常任委員 黒田みき市議
手話言語条例の制定を 手話講習会の充実を
Q.手話言語の理解促進、普及のため、手話言語条例の制定を。手話通訳者養成講座に移行しやすいように、手話講座の上級講座を設置するなど充実を。
A.条例の必要性や内容について当事者団体のご意見を聞いて、調査研究していきたい。手話講習会中級講座は、手話通訳者養成講習会の受講に繋がるよう講座の充実を図っていきたい。
みどりのまちづくり奨励金の復活を
Q.指定保存樹木等の管理や維持に要する費用の一部を助成するまちづくリ奨励金は平成17年から休止している。新座のみどりを守るためにも復活を。
A.みどりのまちづくリ奨励金はみどりの基本計画アクションプラン第1期に位置付けている。財政状況をみながら事業の再開を検討していきたい。
その他.①公契約条例の制定を。②学校給食費の無償化を。③コミュニケーション支援条例の制定を。④多くの市民が環境対策に取り組めるようゼロカーボン施策の見直しを。
(にいざ民報 2024年10月13日 9月議会報告号)