豪雨対策について要望書の回答 全庁的に調査研究を進め検討
7月31日の豪雨被害について、日本共産党新座市議団は、新座市に対し要望書を提出し、その回答が届きましたのでお知らせします。
1、床上浸水など大きな被害が起きた原因を把握し、必要な対策を早急に実施し、調整池や雨水浸透桝の整備、止水板の設置費補助等を実施してください。
回答
本年7月及び8月の大雨では、床上・床下浸水や、市内各所での道路冠水等が発生いたしました。市としては、雨水管理総合計画に位置付けた事業を着実に推進し、市域全域の対策を行ってまいります。
調整池や雨水浸透桝の整備については、今年度、想定最大規模の降雨の内水に対応した浸水想定区域図である雨水出水浸水想定区域図の作成を行い、まずは最適な場所があるか、公共施設用地等の活用も視野に財政状況を踏まえ、全庁的に調査研究を進め、検討します。また、止水板設置費補助は、新座市止水板等設置費補助金交付事業の復活を検討していきます。
2、内水氾濫時の避難場所や災害見舞金などの支援の一覧を作成するなど情報発信を行ってください。
回答
内水氾濫への対応としても、今年度完成を予定している雨水出水浸水想定区域図を基にした対策について、調査研究を進め検討していきます。
今後、垂直避難など内水氾濫発生時の避難の考え方等について、新座市洪水・土砂災害ハザードマップに掲載を検討していきます。また、被災した際の市の支援を記した一覧につきまして、掲載内容を精査の上、作成を検討していきます。
3、7月31日に発生した豪雨により、新座2・3丁目地域では、汚水の逆流が起こりました。汚水の逆流が起こらないための対策を図ってください。
回答
新座2・3丁目地域の汚水の逆流については、豪雨の影響により、汚水管に雨水が不明水として大量に流れ込む現象が発生したことと、埼玉県の幹線の水位上昇が原因で汚水の逆流が発生したと考えられます。
市としては、この不明水の減少に向け、新座市雨天時侵入水対策計画に基づき対策を実施しています。さらに、今年度から古い公共汚水桝の改築工事(新座・大和田・北野40か所)を実施する予定です。また、埼玉県の幹線において現在排水をスムーズにするための工事を実施しています。不引水対策は、引き続き対策を実施していきます。
4、床上浸水があった世帯に3万円の災害見舞金が支給されます。単身世帯は半額となっています。単身世帯に対して減額せず支給してください。また、支給額を増額してください。
回答
災害見舞金について、今すぐに増額することや、世帯の人数にかかわらず、一律に給付する考えはありませんが、他自治体の給付状況等を改めて調査・研究した上で、見直しについて検討していきます。
(にいざ民報 2024年10月20日 No.2051)