市長に2025年度への予算要望 学校給食費無償化など72項目
72項目の予算要望書を手渡す新座市議団
日本共産党市議団は、11月5日、市長に2025年度へ向けて予算要望書を提出しました。議員団の要望は、72項目です(全文は 下記リンク から読めます)。
物価高騰でどんどん市民生活が大変になっています。市民のくらしを応援する施策や削減された福祉制度復活等を求めました。また、7月31日には集中豪雨で多くの被害が出ました。新たな豪雨対策も盛り込みました。
石島陽子団長は「我々が提出した要望書は、市民からの切実な要望を集めたものです。一歩でも前進できるように取り組んでもらいたい」と市長に要望書を手渡しました。
懇談の中で、市長は、「新年度は650億円程度の予算規模になる。物価高騰で、第4小学校や池田小学校などの改修にお金がかかりそうです。みなさんの要求を実現するには、歳入の確保が不可欠です。臨時国会で地方創生臨時交付金など早く決めてもらいたい。市でも歳入確保の努力を重ねて、止水板の設置費補助など進められるものはやっていきたい」と応えました。
予算要望書の一部抜粋
- 国民健康保険税を引き下げること。子どもの均等割を廃止すること。
- 重度要介護高齢者手当は見直し前に復活させること。
- 敬老祝金の77歳、88歳、99歳を復活させること。
- 障がい者の交通費助成を見直し前に復活させること。
- 保育士の待遇改善を進め、保育士を確保し待機児童の解消に努めること。正規職員の配置を増やすこと。
- 放課後児童保育室の支援員の賃金及び労働条件を抜本的に改善し、支援員不足の解消をしっかり行うこと。
- 市職員の正規雇用を増やし、市民サービスの低下や職員の健康悪化、意欲低下をきたすことのないようにすること。
- 物価高や低賃金などの深刻な経済状況の中で苦しむ市民に、税や公共料金の値上げを行わないこと。
- にいバスのバスルートを改善し、1時間に1本の運行にすること。デマンドタクシーを実施すること。
- 溢水対策を進めること。雨水管理総合計画を見直し、床上浸水など大きな被害が起きた原因を把握し、調整池や雨水浸透桝の整備、止水板の設置費補助等必要な対策を早急に実施すること。
- スズメバチの巣を市の責任で撤去すること、それ以外のハチの巣は撤去補助を復活させること。
- 地域経済への波及効果の高い住宅リフォーム助成制度を復活させること。
- 学校給食費を無償化すること。オーガニック給食を進めること。
- 農業従事者の声を聴き、農業資材・肥料・飼料などの物価高騰への支援を充実すること。
- 適応指導教室を南部地域に設置すること。
- ゆきとどいた教育条件整備のため、早期に中学校も35人学級にすること。
- 給付制の奨学金制度と奨学金返還支援制度を創設すること。
(にいざ民報 2024年11月10日 No.2054)