陳情4本を審議 厚生常任委員会 無料定額宿泊所に関する陳情など
12月3日の厚生常任委員会で、陳情4本が審議されました。陳情第8号「無料低額宿泊所」開設中止を求める陳情書と陳情第11号新座市東北2丁目かきの木幼稚園隣「無料低額宿泊所」の開設中止を求める陳情書は継続審議となりました。本年10月に、東北2丁目の6階建ビルにNPO法人リビングサービスが「無料低額宿泊所(82室)」を令和7年4月に開所する計画が判明しました。これに対し、隣地のかきの木幼稚園と1・5mしか間隔がない場所に、82室の無料定額宿泊所を設置しないでほしいと、幼稚園の理事長および保護者が陳情を提出しました。
事業者の参考人招致を
笠原市議は、「開設反対のみなさんの気持ちは、今日ご意見をお聴きしたのでよくわかりましたが、設置者のご意見もお聴きしたいと思います。参考人として、リビングサービスに来ていただいた上で、結論を出しましょう」と提案し、他の議員も賛成して継続審議となりました。12月23日(月)午後1時半から厚生常任委員会を開き、陳情8号と陳情11号を継続審査します。
陳情9号臓器移植に関わる不正取引、非人道性が疑われる国への渡航移植等を防止するための法整備等を求める意見書提出の陳情は、全会一致で不採択となりました。
陳情10号、福祉に関する陳情書は、1 精神保健福祉手帳の診断書代の一部負担金を、従来どおり市負担3千円に戻してほしい。2 福祉タクシー券について、埼玉県内では、1回で500円券を2枚までしか利用できませんが、東京都のように制限なしで利用できるように変えてほしいとするものです。笠原市議は採択を主張しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会が反対し不採択となりました。
(にいざ民報 2024年12月15日 No.2059)