核兵器禁止条約の調印、被爆者国家補償を求める意見書 共産党・語る会・公明党の賛成で可決! 共産党が提案

12月16日、12月議会最終日に採決が行われました。市長が提案した議案、陳情書、議員提出議案の順に採決されました。

一般会計補正予算(第7号)は、共産党と市民と語る会は、反対しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会の賛成で可決しました。共産党は「第4小や池田小の長寿命化工事、止水板の設置費補助は評価する。市をDX化する標準化の予算が入っている。個人情報流出、独自施策の制限の懸念があり、自治体負担増は避けられず、容認できない」と反対しました。

共産党は、4本の議員提出議案を提案しました。①核兵器禁止条約を調印し、被爆者国家補償を求める意見書、②健康保険証の廃止撤回を求める意見書、③企業・団体献金の全面禁止を求める意見書、④有機フッ素化合物(PFAS)対策への予算措置を求める意見書の4本です。市民と語る会は、⑤消費税を廃止することを求める意見書を提案しました。①④は、共産党、公明党、市民と語る会が賛成し可決しました。②③⑤は、共産党と市民と語る会は賛成しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会が反対し、否決されました。

学校のトイレに生理用品の常備を求める陳情 賛成多数で可決 採択は2回目

新日本婦人の会新座支部から提出された「学校のトイレに生理用品の常備を求める陳情書」は、共産党、公明党、市民と語る会が賛成し、未来を創る会、自民・維新の会は反対し、賛成多数で可決されました。

議員と3役の賞与引き上げ

人事院勧告により市の職員、議員、市長、副市長、教育長(3役)の期末手当(ボーナス)引き上げの議案が市長より提案されました。共産党は、職員の給与の引き上げには賛成しましたが、議員と3役の期末手当(ボーナス)の引き上げには反対をしました。

小野大輔議員が反対の討論に立ちました。小野議員は「冬のボーナスは、大企業は、過去最高を更新していますが、賞与を支給しない中小企業は65.8%と、7.8%増えています。給料や賞与が増えていても、物価高騰で、実質賃金が上がらない状況が続いています。令和5年度決算では、過去にないほどお金が貯まっています。約100億円です。多くの議員が、施策の提案をしましたが、『財政が大変なので、実施しません』と答弁がありました。まず市民のくらしに、予算を充てるべきです。その前に、議員(や3役)の期末手当(賞与)を引き上げるというのは、市民感情から受け入れられるものではないと考えます」と述べました。

日本共産党は、反対しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会、市民と語る会は賛成し、賛成多数で可決しました。日本維新の会の堀内市議は退席しました。

(にいざ民報 2024年12月22日 No.2060)