ほっとぷらざの代替施設 三軒屋公園等複合施設整備は公設公営で

小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

12月9日、新座市議会本会議で、小野大輔市議がほっとぷらざの代替施設である三軒屋公園複合施設整備について一般質問しました。

三軒屋公園等複合施設整備は、共産党や市民団体が説明会を求め、これまで3回の市民説明会を東北コミセンで行いました。地元町内会などと意見交換会も行っています。その結果、計画の見直し案を市が提案しています。この見直し案について質しました。

児童センター機能が削除 計画の継続を

小野大輔議員:北部地域に児童センター整備が懸案となっていました。見直し案では、子育て支援センターが入り、児童センター機能が削除されています。複合施設整備で、児童センターの計画が無くなるのでは困ります。新開小学校の隣に用地を確保するなど児童センターの計画があります。今後どのように考えていますか。

市長:北部地域の児童センター設置は引き続き土地の確保も含め、検討を進めていきます。

サービス低下の懸念の声が 公設公営で進めるべき

小野大輔議員:民間一括発注では、部屋の間取りや広さを固定しないため、何ができるのかわからないという不安の声も出ています。さらに、職員の非正規化が起こります。雇用が流動化し、知識やノウハウが蓄積されません。サービス低下の懸念が説明会でも出されました。公設公営で進めるべきではないでしょうか。

市長:市の財政負担の軽減、市民サービスの向上につながるDBO方式で整備をしたい。公設公営とすることは想定していない。

図書室には専任の司書を

小野大輔議員:図書室に専任の司書を置くべきではないでしょうか。

市長:司書の有資格者の配置は、今後公募手続の準備を進める中で、蔵書の種類、コンセプトも含めて必要性を検討していきたい。

暫定図書館の整備を

小野大輔議員:志木駅周辺では、10年近く図書館がない状況が続きます。暫定的な図書館を整備することを計画に位置付けるべきではないでしょうか。

教育長:暫定図書館の整備は費用面等から難しい。しばらくの間お待ちいただきたい。ほっとぷらざの図書館をご利用なさっていた方には大変ご不便をおかけしている。少しでも解消しなければならないと考えている。7月から、絵本や紙芝居の読める文庫を造りました。そこで週1度読み聞かせを行っていて、大変好評だと聞いている。市民の皆さんにご不便をおかけしないように最大限努力している状況です。

小野大輔議員:暫定図書館の賃料は年1000万円。ほっとぷらざのランニングコストは年間2億1400万円だった。財政的にも暫定図書館を整備することはできる。整備すべきです。

(にいざ民報 2024年12月29日 2025年1月5日合併号 No.2061)