核兵器禁止条約を調印、被爆者国家補償を求める意見書 共産党・市民と語る会・公明党の賛成で可決! 共産党が提案
新座市議会12月議会は、11月27日から12月16日まで開会し、議案の審議が行われました。
共産党は、4本の議員提出議案を提案しました。①核兵器禁止条約を調印し、被爆者国家補償を求める意見書、②健康保険証の廃止撤回を求める意見書、③企業・団体献金の全面禁止を求める意見書、④有機フッ素化合物(PFAS)対策への予算措置を求める意見書の4本です。①④は、共産党、公明党、市民と語る会が賛成し可決しました。②③は、共産党と市民と語る会は賛成しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会が反対し、否決されました。
学校トイレに生理用品の常備を求める陳情が採択
市民から議会に「学校のトイレに生理用品の常備を求める陳情」が提出され審議を行いました。
未来を創る会、自民・維新の会が反対しましたが、日本共産党、市民と語る会、公明党が賛成し、採択されました。
議員・3役(市長・副市長・教育長)の期末手当(ボーナス)引き上げには反対
市の職員、議員、3役(市長、副市長、教育長)の給与等の引き上げ議案が市長より提案されました。共産党は、職員の給与の引き上げは賛成しましたが、議員と3役の期末手当(ボーナス)引き上げには反対しました。
小野大輔議員が反対の討論で「冬のボーナスは、大企業は過去最高を更新しているが、賞与を支給しない中小企業は65・8%と、7・8%増えている。給料や賞与が増えても、物価高騰で、実質賃金が上がらない状況だ。令和5年度決算では、約100億円と過去にないほどお金が貯まっている。多くの議員が、施策の提案をしたが、『財政が大変なので、実施しない』との答弁だった。まず市民のくらしに、予算を充てるべきだ。それをしないで議員と3役の期末手当を引き上げるのは、市民感情から受け入れられるものではない」と述べました。
日本共産党は、反対しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会、市民と語る会は賛成し、賛成多数で可決しました。日本維新の会の堀内市議は退席しました。
(にいざ民報 2025年1月12日 12月議会報告号)