ノーベル平和賞受賞記念 新座市主催 被団協 田中熙巳氏講演会が開催
2月12日新座市民会館で、ノーベル平和賞受賞記念として日本原水爆被害者団体協議会代表理事・田中熙巳氏の講演会が新座市主催で開催されました。
並木傑市長の祝辞の後、講演が行われました。
田中氏は「日本被団協の代表は、広島、長崎と中央の代表がいて、自分の年が一番上だったので、オスロで行われた受賞記念講演を引き受けることになった。受賞のノミネートは今まで3回あったが、ICANや、IAEAなどが受賞した。受賞を全く想定していなかったので市内で買い物中に受賞の電話があった」と受賞の経過を話しました。
さらに、「今、国の指導者が、核の使用を公然と語ることに危機感を感じる。ヨーロッパでは、核は使っていけないものという規範があった。なので受賞につながったものだと思っている。国は、戦争をしないよう、最大の努力をしないといけない」と語りました。
中学生から花束贈呈を受けた後、「核は無くさなければならない。そのための努力を考えなくてはならない。若い学生はエネルギーがある。良い世の中をつくる思いで頑張ってほしい」と来場者にメッセージを送りました。
【記・小野由美子市議】
(にいざ民報 2025年2月23日 No.2067)