令和7年度の一般会計当初予算 過去最大の644億円 前年度より51億円の増
令和7年度新座市一般会計予算の歳出総額は、644億0400万円で前年度より51億4700万円(8・7%)の増となり過去最大の予算です。大幅増となった要因は二つです。一つは、教育費が27億3780万円増、もう一つは、民生費が21億8478万円増となったことによるものです。
大規模改修で約38億円増
表1を見てください。第四小学校、池田小学校、第二中学校の長寿命化改修工事など4校と栄公民館の大規模工事で事業費が37億5346万円です。しかし、財源の内訳をみると約7割が地方債(借金)で、一般財源は6584万円(1・8%)とわずかで、7年度の市財政への影響は極めて少ないものです。
次に表2を見てください。民生費は、21億円以上増加しましたが、国県支出金の増加が大きく、児童手当だけで12億1304万円の増で、新座市が負担する一般財源はわずか17万円増です。8つの事業費は6年度より24億2880万円増加しましたが、国県支出金が20億7447万円も増え、新座市が負担する一般財源は3億6740万円増ですんでいます。民生費(扶助費)が大幅に増加したといってもそのうち85%は国と県から来るお金でまかなっていることがわかります。
令和7年度の新規事業
次に、歳出予算で7年度から新規に実施される事業を紹介します。①令和8年度にねんりんピックが埼玉県で行われます。新座市はマレットゴルフ大会の会場となることから、総合運動公園内のマレットゴルフ場付近にトイレを新設する。②保護者が就労していなくても幼稚園・保育所を一定時間利用できる「子ども誰でも通園制度」を実施する。③がん患者のアピアランスケアの購入費用及びAYA世代の終末期がん患者の在宅療養に必要な生活支援費の一部を助成する。④大和田1丁目と道場2丁目において地権者による組合施行の土地区画整理事業を支援する。⑤市内のマンション管理組合等を対象とした相談業務を実施する。⑥都市計画道路ひばりヶ丘志木線について、水道道路から産業道路までの整備を目指し測量調査等を実施する。⑦住宅等の生垣設置に補助する。⑧自転車乗車時のヘルメット購入に補助する。⑨野寺小学校給食調理業務を民間委託する。⑩池田小と新堀小の水泳指導を民間のスイミングスクールへ委託する。⑪不登校対策支援事業として、新開小及び南地域小学校1校に校内支援ルームを設置する。
予算についての審議はこれからです。審議の中で判明したことは後でお知らせします。
(にいざ民報 2025年3月2日 No.2068)