豪雨対策 学校など公共施設を活用し、雨水を貯めて浸水被害の解消を

小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

新座市議会本会議で、小野大輔市議が豪雨対策について一般質問しました。

2024年7、8月に市内で豪雨による床上・床下浸水が多数発生しました。小野議員は、浸水被害が特にひどかった大和田5丁目地域を雨水管理総合計画の重点地区に入れるように見直しを求めました。さらに、大和田5丁目地域の浸水被害を解消するための整備を求めています。

新開小学校など公共施設を活用した雨水対策を

小野議員:都市計画道路東朝霞線の地下に貯留管を整備するとの事だった(下図)。これだけでは浸水被害は解消できない。木の芽坂通りなどから雨水が流れ、浸水被害が起こった可能性がある。公共施設で雨水を貯めるなど対策してはどうか。

市長:公共施設を活用した対応を取っていくことも含め今後検討する。素人考えでは、なかなかわからない。委託して効果的な対応を総合的に考えていかなければならない。

教育長:新開小学校地域での対策は、建設当時の雨水基準に基づいて整備されている。近年の豪雨に対する対策が十分でないと認識している。校庭で雨水貯留を行う場合、大規模な工事が必要となるため学校運営にも支障をきたすことが考えられる。現時点では、雨水管理総合計画の長寿命化改修工事に合わせて校庭の雨水貯留施設について検討する。緊急応急的な処置は、雨水側溝等の清掃、土のう等で敷地に降った雨水が露出することのないよう随時対応する。

被害を軽減のため雨水を貯める貯留管予定地 北野2丁目 都市計画道路東朝霞線

対策のスケジュールは?

小野議員:整備スケジュールをお示しください。

都市整備部長:令和7年度に検証するための業務委託の予算を計上した。その中で適所等があれば、翌年度以降基本設計実施設計という流れになる。財政状況もあるが、速やかに検討したい。

学校を雨水を貯められるオンサイト・オフサイトに

小野議員:教育委員会が所管している公共施設で、この浸水被害を食い止めるためのオンサイト・オフサイト施設にするという要望があれば、それは受け止めてやっていくということか?

教育総務部長:市長部局と連携し協議をしていく。(被害を防ぐための)適地となれば、当然、学校施設も市長局と連携し、適切な対策を取っていく。


オンサイトは施設内の水を外に出さない施設。

オフサイトは周辺の雨水を貯めておける施設の事。

(にいざ民報 2025年3月23日 No.2070)