会計年度任用職員の休暇や賃金など待遇を改善すべき
笠原すすむ議員
笠原進市議は、3月13日の一般質問で「会計年度任用職員(非正規の市職員)の待遇改善問題」を取り上げました。
正規職員との格差是正を 時給1500円に
笠原議員:市職員の約4割を占める会計年度職員の果たす役割は重要ですが、待遇は正規職員と比べ大きな格差があります。休暇などの諸権利はどのようになっていますか。時給は150O円以上必要と考えますが、いかがですか。
市長:会計年度任用職員の休暇制度は、国の非常勤職員との均衡を図る必要があることから、原則国と同様の休暇制度を整備しております。給与制度については、正規職員の給与改定に合わせて随時報酬の見直しを行っています。勤勉手当の支給も新たに行いました。
笠原議員:会計年度任用職員の病気休暇は、現在10日の休暇はあるものの4日は有給で6日は無給となっている。国は無給となっていたが、今後改善すると聞いている。新座市では10日全てを有給とすべきではないか。
病休は10日間 有給に改善したい
総務部長:国の制度は有給化を図る方針となったので、新座市では基本的に10日の有給休暇がとれるよう図っていきたい。
生理休暇も有給にすべき
笠原議員:生理休暇は正規職員は3日の範囲内で有給が取れるとなっているが、会計年度職員は無給となっている。有給に改善せよ。
総務部長:会計年度任用職員の休暇制度については「各自治体の正規職員の休暇ではなくて、国の非常勤職員の休暇制度に合わせなさい」という指導が来ておりますので、国の非常勤職員の無給に合わせています。
笠原議員:ジェンダー平等の時代に、女性の生理休暇について、国は非常勤職員は無給だから新座市では有給にしてはダメ。時代遅れのおかしな話だ。正規職員と同様に是非有給に改善してほしい。会計年度任用職員の給料表は、29号給までしかなく、昇給ストップになる会計年度任用職員も少なくないと聞くが、改善が必要ではないか。
総務部長:正規職員は1号給から90号給ぐらいまで号給があります。60歳で役職定年があり、それ以降は昇給しません。会計年度任用職員の給料表については、職員組合と協議し令和7年4月1日から正規職員と同様の号給まで継ぎ足しを実施し60歳以降の経験者加算、昇給は行わない制度に改善する予定です。
介護認定調査員の退職金 1日15分短いだけで不支給
笠原議員:介護認定調査員が、勤務時間が1日15分短いという事でフルタイム職員ではなくパートタイム職員となっています。1日15分短いだけで退職金がもらえない。改善が必要です。
総務部長:職員組合からも改善が求められており、現在協議中です。
(にいざ民報 2025年4月13日 No.2073)