市民が野党をつなぐ埼玉4区の会主催 浅井春夫氏「ジェンダー平等社会をめざして」
4月13日、東北コミュニティセンターにて、市民が野党をつなぐ埼玉4区の会主催で、浅井春夫氏(立教大学名誉教授)講演会が開催されました。テーマは「ジェンダー平等社会をめざして – 大人のための包括的性教育」です。
「包括的性教育」とは、ジェンダー平等や性の多様性、自己決定能力などを含む人権尊重を基本とした性教育です。従来の性や生殖にとどまらず、セクシュアリティ(人間の性のあリ方全般)を幅広く捉えます。
セクシュアリティには4つの構成要素があります(①生物学的な性、からだの性②性自認、こころの性③性役割(社会から期待される性)④性的指向(自分がどういう相手に対して恋愛感情、性的魅力を感じるか)。
浅井氏は、ジェンダー平等を実現するためには、この4つの構成要素を踏まえた性教育が不可欠の要素であるとし、とくに学校教育の中に国際水準を踏まえた「包括的セクシュアリティ教育」を位置づけること、「知識・態度・スキル」の各レベルにおいてジェンダー平等を推進していくことなどの必要性を強調しました。
日本にはジェンダー平等を推進の市民団体が多くあり、誰もが尊重される社会にするために一人ひとりの幸せを束ねて広げていこうと呼びかけました。
(にいざ民報 2025年4月20日 No.2074)