福祉・教育を削減の令和7年度当初予算 日本共産党が反対の討論

新座市議会が2月21日から3月27日まで開会。令和7年度当初予算が市長から提案されました。本会議で令和7年度当初予算の採決が行われました。共産党の石島陽子市議団長が反対討論を行いました。

緊急連連絡システム おむつ代等を削減

高齢者のおむつ代等の補助の上限額は2回目の引き下げで、7000円から6000円に。緊急連絡システムは、慢性心疾患などがない人は、1か月500円、年間6千円の利用者負担を導入する予算削減を見込んでいる。長生きを喜べない予算であってはならない。

林間学校の補助金廃止 給食費は値上げ

林間学校の補助金を廃止した。学校給食費は無償化の流れに逆らい、値上げしている。

財政非常事態宣言で削減した障がい者や高齢者の福祉制度を戻していない。さらに、市民の負担を増やし、制度を廃止した。市の歳入を過少に見積もり、基金を繰り入れているが、市民の負担を増やすほど財政が厳しいとは思えない。物価高からくらしを守る予算になっていない反対だ。と反対討論しました。

令和7年度当初予算案に共産党、市民と語る会は反対しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会の賛成多数で可決しました。

福祉・教育を取り戻す 動議を共産党が提案

採決の前に、削減された教育・福祉予算を戻す組み替え動議(下表)を共産党の小野大輔市議が提案しました。共産党と市民と語る会が賛成しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会の反対で否決されました。

共産党が提案した令和7年度新座市一般会計予算組替動議

福祉・教育を取り戻す 動議を共産党が提案

(にいざ民報 2025年4月27日 3月議会報告号)