埼玉県議会・議員派遣に4千万円 県民の理解は得られない
反対討論に立つ日本共産党の伊藤はつみ県議
埼玉県議会3月定例会の議員提出議案のうち、「議員の海外派遣」は、埼玉県の姉妹友好州であるドイツ・ブランデンブルク州に派遣(3泊5日の親善訪問)するというものです。
共産党の伊藤はつみ県議は反対討論に立ち、親善を行うことの意義を認めつつ、議会側の経費が4000万円をこえることを問題視。「知事部局・県議と事務局合わせて8千787万円もの経費で、特に議会側経費は約4015万円、県議ひとりあたり220万円という額にのぼります。この額は、物価高騰や実質賃金低下に苦しむ県民には到底理解が得られるものではありません。姉妹都市との親善は議長おひとりにおまかせし、最小限の予算とすべきです。」と主張しました。
新座市では友好姉妹都市である那須塩原市と交流していますが、親善視察の際には、その経費は市の予算ではなく議員の自腹で実施しています。
(にいざ民報 2025年5月18日 No.2076)