インボイス制度の廃止求める陳情 共産党が賛成の討論 陳情は不採択
5月26日、新座市議会本会議で、「インボイス制度の廃止を国に求める陳情」が採決されました。陳情を提出したのは新座民主商工会です。日本共産党と市民と語る会は陳情に賛成しました。しかし、公明党、未来を創る会(自民・国民民主・無所属の会派)、自民・維新の会が反対し不採択となりました。未来を創る会所属の参政党の議員は退席しました。
小野大輔市議が賛成討論しました。討論は以下の通りです。
県内9自治体で意見書可決
全国でインボイス制度の廃止や見直しを国に求める意見書が次々と可決されています。2024年12月に埼玉県議会で「国に廃止を求める」意見書を可決しましたが、県内では、9自治体で国への意見書が可決しました。2025年3月議会で「インボイス廃止を国に求める意見書」を可決したのは、越谷、春日部、吉川、八潮、白岡、東松山、熊谷の7市と杉戸、宮代の2町の9自治体です。さらに、佐賀県議会では、自民、公明を含む全会一致で「インボイス制度の見直しを求める意見書」を可決しました。佐賀県議会では、全議員が提出者として名前を連ねました。
与党内からも消費税の減税・インボイス廃止の議論が起こっています。逆進性の高い消費税・インボイス制度廃止の意見書を新座市からも国に上げる時ではないでしょうか。
市民と語る会が賛成討論、公明党が反対討論を行ないました。未来を創る会と自民・維新の会は討論に立たず陳情採択には反対しました。
(にいざ民報 2025年6月1日 No.2078)