大軍拡反対 憲法いかせ! 若者憲法集会2025開催
5月26日、若者憲法集会2025が東京都内で行われました。有楽町朝日ホールで開かれたメイン企画には600人が参加。
日本婦人団体連合会の小畑雅子会長は、「わたしと憲法、わたしたちの憲法」と題し講演を行いました。

小畑雅子氏
学生時代の卒業論文で、「ああ野麦峠」にある製糸工場の若い女工たち労働者のたたかいを学んだことが原点になり、教員経験を経て労働運動に力を注いできた。「人間らしく生きたい、働きたいという願いは、その時はつぶされたかも知れない、でも闘ってきた人たちの思いが積み重なってできたのが今の憲法です」と、参加者に熱く語リました。
また、「生理の貧困」を例に、生理用品の公共施設への設置が広がっているように1か月のうちに1週間もある生理の期間を少しでも気持ちよく過ごしたいというのは当たり前の要求です。国際的にも問題になっているミソジニー(女性蔑視)が広がるなか、ジェンダー主流化に向けて声を上げるとき、と述べました。
憲法第12条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と書かれています。一人ひとりの要求や願いを実現するために、憲法はとても役に立ちます。「もやもやすること」を自分のせいだと思わされていませんか。憲法の理念をまもるために、草の根の運動を広げ力を合わせましょうと呼びかけました。
その後、銀座の街をデモ行進。ラップ調のリズムに合わせて、1100人が参加し、沿道からも動画を撮ったりガッツポーズするなど大きな注目を浴びました。埼玉県から参加した高校生は、ほとんどがデモ行進は初参加。「イメージしていたのと違って、自分たちが求めていることが言えて楽しかった」、「小畑さんの話は新しいことばかりだった、戦争が前よりも近づいている感じがした」、「デモでみんながひとつになっている感じがした。自分たちの活動をたくさん見てもらって嬉しかった」、「1100人も参加して、その1人になれて良かった」、「大人数で同じ心をもって動いてる感じがした。これからも色々な活動に参加したい」と感想が寄せられました。

銀座の街をデモ行進

埼玉県から参加の皆さん
【黒田みき市議・記】
(にいざ民報 2025年6月1日 No.2078)


