ボール遊びできる公園を増やそう

黒田みき議員
黒田みき市議は、9月議会一般質問で市内で小学生と未就学児を育てる保護者からの、「今の子どもたちは遊ぶところが少なく、いろんな制限がされて窮屈な生活を大人に強制されているように思います。ボールで遊べば禁止だぞと注意され、楽しそうに遊んでいるところをうるさいと言われ、怖い思いや嫌な思いをして、子どもたちは外で遊ぶのが嫌になり、テレビやネットを見て過ごす日々。遊ぶ場所がなくて悲しむ子どもたちを減らしてもらいたい」という声を紹介し、公園リニューアル計画策定に向けて、ボール遊びできる公園を増やす取り組みを進めてほしいと訴えました。
市長は、既存の公園のうち、防球ネットの広場と周辺環境が整っている公園は4か所。地域の声を踏まえた一定のルールづくり等、ボール遊びができる公園を増やす取組みを実施している。公園リニューアル計画の策定の際には、先進市の事例を参考にして子どもたち、地域の声を反映させていきたい」と答弁。
黒田市議は、「ボール遊びできるようになる可能性のある公園の条件は?」と再質問。
まちづくり未来部長は「まずは高いネットがあること。周りの理解は必然だが、利用する方々の配慮も広がらないとボール遊びできる公園は広がらないかなと考えている」と答弁。
黒田市議は「現在ネットのある公園は8か所でそのうちボール遊びできるのは3か所なので、残り5か所が対象と考えて良いのか。また公園のリニューアル計画に向けて、ほとんどの公園がボール遊び禁止なので市民の方に、ボール遊びできる公園をもっと増やしたいという市の姿勢を表明したらどうか」と再質問。
まちづくリ未来部長は「5か所というのはその通りで、優先的に調整を進めていくべきところと考えている。計画に位置づけるかというところは、高いネットがある公園は位置づけはあるかと思うが、先進市のように何十か所もとなると、ネットを張るのが必須になるので、1か所でも数千万円という話になるから、積極的に位置づけられるかというと、今の財政状況を考えると難しい面が大きいかと思う」と述べました。
黒田市議は、「公園のリニューアル計画の策定に向けて子どもたちにアンケートを取る予定があるか」と質問。
まちづくリ未来部長は「リニューアル計画をつくるということになれば、実際に遊ぶのは子どもたちなので、アンケートは当然やりたいと思っている」と答えました。
黒田市議は、「新座市には二百何十カ所も公園がある。今はほとんどボール遊び禁止だけど、計画策定を機にアンケートを市民に公開して、できるだけ遊べるようにしたいから、ぜひ話し合いましょうという市の立場をちゃんと市民に伝えることが必要だと思っている。ぜひしっかりやっていただきたい」と求めました。
(にいざ民報 2025年10月5日 No.2095)


