地産地消の和食給食で元気っ子を育てよう(中村陽子氏) 人間形成としての食教育を(猪瀬里美氏)講演会開催

講演する中村陽子氏、猪瀬里美氏
11月24日、ふるさと新座館ホールにて、中村陽子さん、猪瀬里美さん講演会、「夢みる給食」上映会が開催されました(主催:にいざのほこり★はっぴぃ給食)。
地産地消の和食給食でわが町の元気っ子を育てよう! 今、愛をもって子どものSОSを受け止めよう!
中村陽子さんは、2001年に、NPO法人メダカのがっこうを設立し、2016年から子どもたちと農業を守るオーガニック給食を実現するために子どもの食に取り組んでいます。
講演では、食物アレルギーが増えている状況は子どもたちのSOSではないかと問題提起。
オーガニック給食の先進市である武蔵野市では、「有機」という言葉ではなく「素性の分かる安全給食」という名前にして関係者の理解を広げたことや、栗ご飯のために子どもたちに栗を持ち帰らせ家で剥いて翌朝調理室に持ってくるように図らうなど保護者とも二人三脚の取り組みが印象に残りました。
国は「みどりの食料システム戦略」を始め、有機農業を推進する施策を立てており、行政やJA、学校関係者など今こそ力を合わせるときだと強調しました。
給食ってただのランチ?
猪瀬里美さんは、1981年から27年間、新座市の学校栄養職員として勤務されました。新座市のセンター給食化に反対し、自校式給食を守る活動をはじめ、市内統一献立から、各校の独自献立を提案し食育授業の取り組みを進めました。現在は県内の栄養教諭の指導に携わっています。
献立は「国産で手作りが基本、食品添加物はできるだけ使用しないこと」は子どもたちを人間らしく健やかに育てるためのこだわりだと強調しました。
わくわくする給食づくり、地元農家を紹介し、生産から口に入るまでの物語を知ってもらうこと、おもてなし給食、給食レシピを配ること等を通して、「人間形成としての食教育」をとの猪瀬さんの情熱に感動しました。また、学校給食無償化について、「福祉的な」面からではなく「教育の無償化」として 進めるべきと強調しました。
講演会の後、映画「夢みる給食」が上映されました。全国のオーガニック給食を進める自治体の取り組みや子どもたち、大人たちのキラキラした笑顔が印象的でした。
参加者からは、「家での食事全てをオーガニック食材にすることは難しいので、給食でやっていただけるのはありがたい。個人ではできない活動をしているお2人に感動しました。子どもは自分で食材を選び購入することができません。だからこそ大人が知り行動し、子どもたちに見せていきたいと感じています」と感想が寄せられました。
【黒田みき・記】
(にいざ民報 2025年12月7日 No.2102)


