策定進む、地域公共交通計画案について

石島よう子議員
地域公共交通の充実は自治体の大きな課題です。新座市でも地域公共交通計画案の策定を進めています。 石島市議は一般質問で、次の点で市の考えを質しました。
どのようなことを重視するのか
【市長】市内の公共交通網は路線バスの運行でカバーしています。路線バス事業者はコロナ前の水準に収入の回復が見込めず、労働時間の改善基準も改正され、運転手の確保には待遇改善が不可避。燃料費の高騰、脱炭素社会への設備投資など、事業者の経営環境は厳しく、運賃改定が必要な状況です。にいバスとの運賃格差の拡大や、にいばすの増便による充実、デマンド交通の導入は路線バスの経営を圧迫します。望ましい地域公共交通体系の維持拡充に向けて、路線バスやタクシー事業者など既存公共交通とのバランスを考えながら、事業を検討します。
にいバスの充実について
【石島市議】1時間に1本の運行する等、充実してもらいたいと市民は期待しているが、23ある事業の何から取組むのか。
【まちづくり未来部長】早く取り組みたいのはにいバスですが、当然路線バスも絡みます。「利用が低い路線にお金をかけるのか」という意見もあり、市の支出のあり方も検討しないといけない。交通空白地域を何とかしたいと路線バスの補完の位置づけで、にいバスを運行していますが、高齢者や障がい者が行きたい場所に行けるようにということであれば、空白地域の考え方そのものを少し変えていく必要が出るかもしれません。7年の計画期間、利害関係者が一堂に会する地域公共交通会議で、意見を広く深く聞いて改善していきたい。あと今年度中に、交通空白地域の住民の方の声を聴く機会を設けたい。
AIを活用したデマンドタクシー導入について
【石島市議】AIを活用したデマンドタクシーは、タクシーがつかまらない状況がある中で予約が取りやすいと思うが、導入の検討はするのか。
【部長】市の公共交通網は縦軸は路線バスに頼っていて、非常に多くの人を決まった時間に毎日送り届けています。路線バスが少なくなると市民に不便を与えることになる。仮にデマンドを取り上げる場合には通院に限るとか、福祉的な側面でやらないと成り立たない。あくまで選択肢の一つとして検討はします。
路線バスとにいバスの運 賃格差改善施策について
【石島市議】にいバスは福祉的な見地から高齢者、障がい者などは無料にしている。これまで、路線バス運賃の補助も提案してきたが、どのような検討をするのか。
【部長】路線バスは少しずつ上がっているので、運賃の差が広がって行くことが必ずしも望ましくない、という意見もあります。仮ににいバスをもう少し充実させようとすれば、料金形態の見直しが必要になるかもしれないという意味での施策です。高齢者、障がい者に対しての運賃補助はセットで考えていかなければいけないと思っています。
(にいざ民報 2026年1月25日 No.2107)


