認知症の早期発見・早期治療のため物忘れ予防検診の実施を

石島よう子議員
石島よう子議員

認知症は誰でもなり得る可能性がある脳の病気です。国の最新の研究では、65歳以上の約15%が認知症であるとされています。認知症の早期発見、早期治療のために、物忘れ予防検診を無料で実施する自治体が増えています。

物忘れ予防検診は、脳の健康チェックを行い、認知症や軽度認知障害(MCI)を早期に発見することを目的としています。

石島市議は3月議会の一般質問で西東京市の例をあげて、新座市でも物忘れ予防検診を実施することを求めました。

【石島市議】西東京市では軽度認知症(MCI)の時に気づいて欲しいということで、70歳から80歳の方を対象に、気づきチェックリストと問診表、検診実施医療機関一覧を郵送しています。後期高齢者の方には別途、検診案内とチラシを郵送し、チラシは公民館などにも置いて周知を進めています。令和6年度には2万3100通を郵送して、1750人の方がもの忘れ予防検診を受診しています。新座市でも実施してはどうでしょうか。

【市長】物忘れ予防検診は、認知症の早期発見につながる1つの方法ですが、医療機関との連携体制の構築や継続的な財源確保など多くの課題があります。実施自治体に聞き取りをしましたが、受診率は低く、心理的な抵抗感や不安感を持つ方が多くいらっしゃることも分かりました。検診の実施は難しいと考えています。
新座市介護予防ガイドブックの中で、気づきチェックリストと、近隣の相談・医療機関を掲載しています。これを活用していただくことを進めたいと思います。

【石島市議】西東京市では、早く気づいてもらうことが早期発見、早期治療につながるということで、「気軽に血圧や血液検査と同様に脳の健康チェックをしましょう」と受診のハードルを下げる工夫をしたり、医師による広報の特集を組んで「早期発見・早期治療をすることで、仮に認知症になったとしても、地域の中で、自分らしくより良く生きていくことにつながる」と、啓発しています。市民に聞いても、気づきチェックリストをあまり見ていません。個人宛ての通知は受け止め方が違うと思います。新座市では医師会に、認知症検診について協力をお願いしたことはあるのでしょうか。

【いきいき健康副部長】
気づきが大事という指摘はそのとおりです。担当課の調査でも7割くらいの方が介護予防ガイドブックを知らなかったということがあります。広報でも特集を実施していますが、認知症に対しての気づきの風土を形成している状態です。現時点で、医師会のご協力をいただかなければというレベルには達していないと思います。引き続き努力していきます。

物忘れ予防検診の実施を

(にいざ民報 2026年5月17日 No.2118)