第71回埼玉母親大会㏌深谷 不条理のそばを黙って通りすぎない

7月12日第71回埼玉母親大会が、深谷市民文化会館で行われました。

盛り上がった文化行事

オープニングに行われた文化行事では、保育園児の歌声と自然に触れ合い保育を受ける様子のスライド上映と、保育士の有志の方が荒馬座仕込みのエイサーを、舞台いっぱいに踊る姿に会場は盛り上がりました。

国の責任はどこにあるのか

記念講演は、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが「紛争地、被災地に生きる人々の声~取材から見えてきたこと~」と題し、福島・沖縄・ガザに生きる方達の声を伝えました。

福島県大熊町で、今も娘さんを探すお父さん、米軍の新基地建設も推し進められている沖縄で、戦没者の遺骨収集を続けているボランティア、イスラエル軍による虐殺が続くパレスチナで生きる人々を、取材を通した交流を中心に語りました。

今でも娘を探すお父さんの姿に沖縄のボランティアの方が「一人を大切にできないのは大勢も大切にできないということだ」と話し、毎年2回福島を訪れ一緒に捜索していること。沖縄の基地に遺骨の眠る土を使おうとしている政府に、「国の責任はどこにあるのか」と遺骨を収集しながら語る姿が印象的でした。ガザでは、毎年3月に福島の復興を願い凧あげが行われていたそうです。安田氏はそのことにも触れ、「不条理のそばを黙って通り過ぎない」それが大事だと語りました。

会場参加は647人で、オンライン参加が300人以上と報告され大成功に終わりました。

生き生きと語る安田氏
生き生きと語る安田氏

【小野由美子・記】

(にいざ民報 2026年7月19日 No.2127)