第10期高齢者福祉計画・介護保険事業計画・第1期認知症施策推進計画の策定に係る公聴会
5名の公述人が意見発表「利用者や家族に寄り添った計画づくり」を
8月3日(月)第10期高齢者福祉計画・介護保険事業計画、第1期認知症施策推進計画の策定にかかる公聴会が開催されました。
5名の公述人から意見発表が行われました。概要を紹介します。
●朝妻氏
テーマ「増えつづける認知症にどうむきあうか」
加齢性難聴などにより引きこもりや人との会話が減ることが原因で認知症が増え続けていることを指摘。補聴器が高額で、経済的な負担が大変であると強調。全国で559の市町村、県内で25自治体が取り組んでいる補聴器購入費補助の実現に向けて提言を、と訴えました。
●三浦氏
テーマ「高次脳機能障害に関する施策を盛り込むことについて」
4月に高次脳機能障害者支援法が施行された。見えづらい障害と言われ、支援に繋がりにくい。介護保険の特定疾病に該当しない高次脳機能障害の2号被保険者でも介護保険や認知症施策の対象にしてほしい、相談支援を担う専門職への研修の強化を、と訴えました。
●松下氏
テーマ「介護保険の利用料2割負担の対象拡大について思うこと」
昨年10月、厚労省の介護保険部会は介護保険利用料2割負担の対象者を拡大する案を示した。今の1割負担でも困難をかかえる利用者や家族は多数いる。物価高騰で家計が悪化する中、利用料の引き上げの対象拡大で必要な介護サービスを受けることができない人が増大する。利用料2割負担対象拡大案の撤回を求めてほしい、と訴えました。
●田中氏
テーマ「くらしサポーター活動の取り組みから見えてきたもの」
医療生協さいたまで実施している新座くらしサポーターでは、介護保険制度では対応できない困りごとの依頼を多く受けている。介護保険が利用しづらいものへと改悪がすすめられるのではと利用者も家族も心配している。高齢者の経済的負担を増やすことは中止させたい、と訴えました。
●山田氏
テーマ「補聴器購入費補助制度の導入について」
75歳までの高齢者の約4割が難聴者で、医師の診断を受けたことがない人がその半分以上もいるとの調査報告もある。補聴器の利用促進のための施策の実施をお願いしたい。特定健診の際に聴力検査ができるような体制を確立してほしい。また補聴器購入費補助制度の創設、ヒアリングループの普及を進めてほしい、と訴えました。
(にいざ民報 2026年8月9日 No.2130)


