野火止8丁目のスーパー建設をめぐる陳情 日本共産党と市民と語る会は採択 公明党、自民・維新の会、未来を創る会は不採択

8月27日、新座市議会9月定例会の初日に、陳情第1号「スーパーマーケットの開発事業およびその後の商業活動に関する陳情」が審議されました。

住民の平穏な生活と安全・安心を求めた陳情

この陳情は、野火止8丁目で計画されているスーパーマーケットについて、建設そのものに反対するものではありません。

大型スーパーができることで、隣接する住宅では、騒音や振動、光、駐車場への車の出入りなど、これまでとは異なる生活環境への影響が懸念されています。
そこで陳情者は、周辺住民の平穏な生活と安全・安心を守るため、市が事業者に必要な対策を講じるよう求めています。

陳情の3つの事項

陳情で求めているのは、大きく3点です。

① 住民の平穏な生活と安全・安心が守られているか、市が確認すること
事前協議において、隣接地居住者の平穏な生活の保護、安全・安心の実現が十分に大切にされているのか、市当局に状況を確認するよう求めています。

② 住環境への影響を抑えるため、事業者を強く指導すること
住環境の悪化が予想されることから、十分な幅の緩衝緑地の確保、高品質な遮音・遮光壁の設置、防振架台の設置、土地に対して並行な駐車場配置、安全な車道配置、防護壁の設置などの対策を事業者が誠実に実行するよう、市が強く指導することを求めています。

③ 住民との誠実な協議・合意形成を事業者に求めること
事業者が誠実な態度で隣接住民との協議・合意形成に臨むよう、市が強力に指導することを求めています。
さらに、こうした対応が不履行となった場合には、市が計画の受理や許可を留保するよう、議会として注視することを求めています。

新座市議会は「不採択」

この陳情に対し、日本共産党と市民と語る会は採択と主張しましたが、公明党、自民・維新の会、未来を創る会は不採択を主張し、新座市議会としては不採択となりました。日本共産党の笠原進議員は、陳情はスーパー建設そのものに反対するものではなく、「住民の生活環境を守るため、市が事業者をしっかり指導し、議会としてチェックしてほしい」という内容だと指摘しました。

笠原議員は、常任委員会で市が事業者に対応を求めていることも確認したうえで、「市民の方が出している陳情を、中身は認めますけれども、不採択だと議会が結論を出すのはおかしい。採択すべきです」と述べ、住民の要望をそのまま受け止める「採択」を主張しました。

趣旨採択は否決、その後「不採択」に

公明党の鈴木秀一議員から陳情を「趣旨採択」とする動議が提出されました。鈴木議員は、住民が心配する騒音や車の出入りなどについて「趣旨としては十分理解できる」とし、市と事業者が対応していることから、趣旨採択が妥当だと主張しました。

「趣旨採択」とする動議について採決した結果、賛成少数で否決されました。

公明党は趣旨採択の動議が否決されると、採択ではなく、不採択の態度をとりました。

スーパーマーケット

(にいざ民報 2026年9月6日 No.2133)