大和田地域の浸水対策を 学校や公園などでの貯留整備を

小野だいすけ議員
昨年の豪雨により、新座市内では100件以上の床上・床下浸水が発生し、特に大和田地域が深刻な被害を受けました。この状況を踏まえ、市では浸水対策を進めています。6月の市議会では、小野議員の質問に対し、市長と教育長が具体的な取り組みについて説明しました。
公共施設を活用した雨水貯留の取り組み
市では、令和6年度末に「雨水出水浸水想定区域図」を公表。このデータを活用し、公共施設の土地を使ってどのように雨水をためるかのシミュレーションを実施中です。すでに2月には、新開第二公園の排水管(オリフィス管)の口径を調整する工事を実施。今後は、大雨のときに排水がスムーズに行われるかを確認し、効果を検証していきます。また、令和7年度には、大雨時に余裕のある下水管へ効率よく取り込むための工事や、都市計画道・東朝霞線付近の公共施設用地に雨水をためる「貯留管」の設計も予定されています。
学校でも対策を実施
応急処置や今後の検討も、教育施設でも雨水をためる「オンサイト型」の対策が進んでいます。現在、以下の4校で校庭に雨水を一時的にためる施設が整備されています。第二中学校、新堀小学校、西堀小学校、石神小学校です。野火止小学校では3年前に簡易的な施設も整備されました。一方で、校庭を使う工事は大きな予算や、学校運営への影響が課題。そのため、当面の応急措置として、令和5年度末には新開小学校と東北小学校で側溝清掃を行い、今年度は土のうや止水板の配備による対策を進めています。市は今後、浸水シミュレーションの結果によって、必要に応じて学校ごとの雨水対策を市長部局と連携して実施していくとしています。
地域の避難計画 車両避難先の確保を
小野議員は、大和田地域では「車が浸水で廃車になった事例もある」と指摘。内水氾濫時の避難場所や、車両の安全な退避場所の確保も重要な課題です。市では、地域の自主防災会が作成する防災計画に、市職員が直接参加して支援を行っており、今後も継続して取り組んでいくと答弁しました。また、豪雨時の車両避難場所としては、現在以下の2か所が確保されています。
①大和田公民館第2駐車場②カインズ新座店資材館側屋上駐車場(協定による使用)です。このほかにも適切な候補地があれば、引き続き検討を進めるとのことです。昨年の浸水被害を受け、市は早期の対応が不可欠との姿勢を示しています。公共施設や学校を活用した対策に加え、地域住民の協力も必要不可欠です。今後も、地域住民の声を反映しながら、安心・安全なまちづくりを目指して浸水対策が求められます。
(にいざ民報 2025年7月6日 No.2083)


