OTC類似薬の保険外しストップ新たな負担増も止めさせよう

発足してから1か月余りの自民・維新連立政権は、社会保険料の引き下げのためと称して、医療・介護の諸制度の改悪を企てています。その一つに市販薬と同様の効能を持つ医療用薬品(OTC類似薬)の保険外しが検討されていました。

連立政権の一翼を担う日本維新の会は「OTC類似薬を保険適用から外せば医療費削減につながる」などと主張して、自民党と交わした連立合意書に「今年度中に薬剤自己負担の見直しについて制度設計する」と明記しています。もしこの合意書が実施されると、処方される薬によっては、現在の窓口負担の50~70倍の患者負担が発生すると言われています。

Aさんは、脊柱管狭窄症、ヘルニアの手術を3回行い、現在も月1回整形外科に通院していますが、処方される薬代が3種類で1100円前後(2割負担)です。鎮痛剤であるロキソプロフエンna錠60mgなどが保険外しの対象になっていて、病院で「保険適用外になると8倍を超える可能性がある」と言われたそうです。Aさんは後遺症による痛みが続いており、「薬を止めることはできない、どうしたらよいか途方にくれている」ということです。

この間、多くの患者団体や医療関係者からの不安の声が急速に広がりました。社会保障制度審議会の医療保険部会は、多くの委員の「保険適用の維持」という意見や、関係団体からの要望、医師会や患者団体からの切実な声に押されて、保険外しをしない前提で、患者に別途の負担を求める方向を確認して議論を進めています。いずれにしても患者の負担増になります。

関係者、国民が声をあげることで保険外しを止めらる可能性が大きくなりました。私たちの願いは、新たな負担増を止めさせることです。実現めざして声を上げ続けます。

【投稿 石神在住 朝妻】

新たな負担増も止めさせよう

(にいざ民報 2025年12月7日 No.2102)