令和3年度第1回公共交通会議が開催 にいバス新ルート案、デマンド型タクシー案が提示

にいバスの改善(ルートの拡大再編、運行本数の拡大など)を検討する令和3年度第1回新座地域公共交通会議が、7月21日に市役所で開かれました。委員は20名で、新座市民の代表として町内会連合会、老人クラプ連合会、交通安全母の会、婦人会連合会、社会福祉協議会、障がい者を守る会から6名が選出されています。他に、西武バス、東武バス、国際興業バス、新座交通、志木合同タクシー、県バス協会などの交通関係者、新座警察交通課などで構成され、会長は市長です。

三点について事務局案が示されました。

  1. 市の公共交通の方向性については改善策として、4点が示されました。①にいバスは路線バスを補完する役割と位置付け、路線バスではカバーされない公共交通不便地域における移動手段として、また高齢者等の移動制約者の交通手段としての役割を担う。②にいバスの運行本数に対しての改善を図る。③タクシーは、路線バス及びにいバスをもってもカバーしきれない地域やバスの需要が見込めない地域の移動手段として、デマンド型交通の導入を検討する。④新座駅へのアクセス向上を図る。また、にいバスルートの再編(案)については、現行の志木、ひばりケ丘、清瀬の3ルートに追加して、東久留米駅から市役所への新ルート、新座駅入口から市役所を経由し、栄・片山・石神・あたご・菅沢等を通る新循環ルートが示されました。(ルートについては次号でお知らせします)
  2. デマンド型交通実証実験を10月、11月に行うことが示されました。利用者のニーズ等を把握し、デマンド型交通の有効性を検証することを目的にしています。対象地域は石神、あたご・菅沢、中野の3地区です。この地域の65歳以上の方が市役所に利用登録することで利用が可能となります。(利用登録者1名につき1名まで同乗できます)運賃はタクシー料金に応じた3段階制で、タクシー料金が1000円未満の場合は、本人負担が300円です。1000〜1500円未満の場合は本人負担が500円、1500円以上の場合は1000円です。
  3. 今後のスケジュールは、10月11月のデマンド型交通実証実験結果の取りまとめの後、来年1月下旬に第2回公共交通会議を開いて、地域公共交通システム再編計画(案)を提示する。2月には市民のパブリックコメントを実施して、3月には計画を策定する。4月以降に陸運局への申請を行い、令和4年秋頃に新たな公共交通システムの運行を開始したいとしています。

日本共産党市議団は、多くの市民の声を聴き、にいバスが充実するよう改善提案をしていきます。みなさんのご意見・ご要望をお寄せください。

令和3年度第1回公共交通会議が開催

(にいざ民報 2021年8月1日 No.1911)