教員の多忙化解消に向けて、具体的な対応を

しまだ好枝市議
しまだ好枝市議

主任研修会についてはオンラインで行うなど負担の軽減を図っている

嶋田好枝市議は3月15日の一般質問で教育問題を取り上げました。

:残業時間が月に80時間超の教員は10%。小中学校の教員は毎日平均2時間の残業をしている。改善されたと言えるのか。

:(学校教育部長)これをゼロにしていくというところでは、引き続き改善を続けていきたい。

:教員不足についてですが、9月に病休に入ったのに、未補充のまま終了したとある。どのように対応したのか。

:(学校教育部長)教務主任がそのクラスに入るなどして、学校で対応した。

:多忙化解消には教員の増員と仕事量を減らす具体的な方策が必要と考えます。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの出勤日数を増やすことは可能か。

:(学校教育部長)働き方改革と直結していないので、増やすことは難しい。スクールソーシャルワーカーは県の事業なので、県のほうに意見は伝えていきたい。

:教科ごとの主任研修会の出張については、減らすことはできるのか。

:(学校教育部長)積極的にオンライン会議を進めているので、改善されている。

:指導課の学校訪問が毎年行われています。公開授業の指導案について、A4表裏で提出とのことだが、他市ではA4表のみと聞いている。仕事の軽減のため改善はできないのか。

:(学校教育部長)指導案は、A4一枚程度と言っているが、表裏にしなさいと教育委員会のほうで指定したことはない。

:研究発表についてですが、新座市では3年目に本発表をすることになっており、その時には立派な研究紀要が作成される。1年目、2年目にも紀要を作るのは負担であり、3年に1回で良いのではないかという意見を聞いています。

:(教育長)校内研修の紀要については、負担軽減ということもあり、3年のスパンでやってくださいと言っている。毎年毎年研究紀要を出す必要はないと考えている。

(にいざ民報 2022年5月1日・8日合併号 No.1944)