災害時における 聴こえない、聴こえにくい方への情報保障を

黒田みき議員
聴覚障害者用情報受診装置『アイドラゴン4』は「目で聞くテレビ」と言われ、地域生活支援事業の日常生活用具として利用されています。緊急の災害時には、福祉避難所や高齢者施設等に設置し、手話言語で緊急災害情報を観ることができ、通常時には手話の学習や避難訓練に活用できます。黒田市議は、6月議会で新座市でもアイドラゴン4を導入してはどうかと一般質問しました。
市長は、「アイドラゴン4」は聴覚障がい者が災害時に情報を得る手段として有効なものと考えているが、インターネットの接続や福祉避難所等に避難者向けのテレビが設置可能かも含めて検討が必要です。今後災害対策基本法の一部を改正する法律の成立を踏まえ、調査研究を図りたいと答弁しました。
黒田市議は、「消防庁防災情報室に問い合わせをすると避難資器材の整備に対して、特別交付税の対象になっており現状は令和7年度予算までと聞いたがこういう助成を活用しての購入は検討しないのか」と再質問。危機管理監は、「福祉避難所についてはまずは災害時に連絡体制がとれるような資器材、IP無線を配備したところです。さらに踏み込んだ資器材の導入は検討したことはない」と述べました。
黒田市議は、「阪神、淡路大震災、能登半島地震でも聴覚に障がいのある人たちが情報が得られない事が課題だが、何か対策はあるのか」と再質問。危機管理監は、「災害が起きて避難所に来た際に、障がいや病気の有無を記入いただき、本人が希望すればビブスを着用し他の避難者に配慮いただく形をとらせていただいている。介護や感染症等に感染している方等は、別室の『避難スペース』で対応を図るようにする」と述べました。
黒田市議は、「災害時の状況や被災の規模は想定しにくいが、『アイドラゴン4』が設置されている避難所があるとあらかじめ分かっていれば、正しい情報が得られる安心がある。なぜ『アイドラゴン4』を導入できないのか」と再質問。
危機管理監は、「WiFiとテレビがそろっている避難所は、一般避難所41カ所の中で、2カ所。福祉避難所は9カ所のうち4カ所。機器の設置は有意義とは思いつつ、踏み切れない状況です。有利な補助金などがあれば活用してみたいと考えるが、まずは調査研究に努めたい」と述べました。


聴覚障害者用情報受診装置『アイドラゴン4』
(にいざ民報 2025年8月10日 No.2088)


