市民のくらしより基金優先の市政に反対 くらしがこれほど厳しい時になぜ基金を積み増すのか
日本共産党と市民と語る会は、令和7年度一般会計補正予算(第10号)に、反対しました。最大の理由は、市民生活支援よりも基金積み増しを優先したことです。
18億円を基金へ
今回の補正では、18億8526万6千円を財政調整基金に積み立てました。その結果、基金残高は62億2925万7千円前年同時期より約7億円増えています。他の基金を含めた総額は約91億円。
日本共産党議員団は、財政調整基金から2億1070万円を取り崩し、市民生活を直接支える13項目の福祉施策を実施するよう求めます。
2億円で復活できた施策
内容は――
・障がい者福祉手当の復活
・難病患者支援金の復活
・入院時食事代補助
・交通費助成の復活
・敬老祝い金の復活
・重度要介護高齢者手当の復活
など多くは令和2年度の財政非常事態宣言のもとで削減された施策です。今回積み立てた18億円のわずか一部で実現できる規模でした。それでも市は実施しませんでした。
質疑で明らかになったこと
討論に先立つ質疑で、さらに重要な事実が明らかになりました。今回の補正で、歳入は25億4407万8千円増額されています。
増えたのは
・個人市民税
・法人市民税
・地方消費税交付金
・普通交付税
小野大輔市議が地方消費税交付金について質問しました。「消費税収は過去最高と報道されている。なぜ補正額は前年度決算と同額なのか。」財政部長はこう答弁しました。12月まで約30億円が交付されているが、3月の交付は、昨年の交付額に近年の最低伸び率であるマイナス17・2%を掛けて算定し、39億円と見込んだ。国は過去最高と言うのに新座市は「最低の伸び率」を掛ける。当初予算が過度に少なく見積もられ、その結果、増収分が基金へ積み上がる構図になっているのではないか――。小野議員は指摘しました。
市民生活は今が正念場
物価高騰。消費税10%の負担。上・下水道料金の値上げ。「このままでは暮らしていけない」という声が各地から上がっています。今必要なのは、基金を積み増すことではなく、市民の負担を軽くし、暮らしを支えることです。
基金総額は約91億円。その一部を活用すれば、市民の暮らしを支える施策は実現できます。それでもなお積み増しを優先する市政の姿勢に、賛成できません。市民の税金は、市民のために使うべきです。基金優先の市政から、市民のくらし最優先の市政へ。その転換を強く求め、日本共産党は本補正予算に反対しました。
(にいざ民報 2026年3月15日 No.2112)

