原水爆禁止世界大会・広島に参加して

原爆ドーム

8月4日から広島で開催された「原水爆禁止世界大会」に参加しました。

広島の地に足を下ろした瞬間、突如として「足が震え」、頭から背中にかけて血が上がったり下がったりするような複雑な感覚に襲われました。まるで被爆者が地の下から唸り声をあげているようで、「靴を履いたまま歩いてはいけないのではないか」と、足元を思わず見てしまいました。

初日に参加したフォーラムでは、8名の被爆者から体験を聞きました。80年前から今に至るまで続く壮絶な現実―心臓・呼吸器疾患、あちこちの癌、今も続く発熱や痛み。「のどの癌で声が出ないが、やっとの思いで会場まで来ました」という方もいました。「生きていていいのか」「あの時一緒に死ねばよかったのではないか」と、自責の念にかられたことを語る声もありました。

午後は「非核平和の日本とアジア」セミナーへ。韓国のオ・ミジョンさんは、「日本が反対の声を上げるのは当然。しかし、なぜ核保有国は日本の惨状を見ても危険な武器だと気づかないのか!」と強く訴えました。

アメリカのアン・ライトさん(元米軍大佐)は、米軍人であったことを恥じて退役した経緯を語り、「核保有国は今〝明日にでも戦争準備ができ、投下する地も決まっている〟」と、鬼気迫る現状を告げました。

原爆ドームを前に、足がすくみました。崩れ落ちた外壁以上に、近くで見た無数の傷―まるで動物の爪痕のように深く刻まれ、爆風の威力を物語っていました。一瞬の爆発でここまでの惨状になる、その想像だけで涙すら出ませんでした。

フォーラムの最後に、日本被団協代表理事の田中聰司さんが言った言葉が胸に刺さりました。

「被爆者の余命を考えるよりも、この政治を変えなければ、あなたたちのほうが先に死にますよ」

原水爆禁止世界大会・広島

今回の広島での世界大会参加は、「これからの私の時間の使い方」を深く考える、重く貴重な経験となりました。学びを与えてくれたすべての方々に、心から感謝します。

文・写真=生きてるだけで丸儲け子(ペンネーム)

(にいざ民報 2025年8月24日 No.2089)