団地再生プロジェクト・駅周辺整備事業を視察(建設常任委員会)

建設常任委員会は、11月5日〜6日にかけて福岡県宗像市、佐賀県武雄市について行政視察に伺いました。日本共産党市議団から黒田みき市議が参加しました。

日の里団地再生プロジェクト(宗像市)

宗像市は、昭和40年代の大規模住宅団地開発事業を背景に人口が急増し、9月末で9万6700人です。

昭和40年代に開発が始まった大規模住宅団地(日の里、自由ヶ丘等)は、今後の人口減少に伴う住環境の悪化や地域活力の低下が懸念され住み替えや定住促進に向けた取り組みが喫緊の課題であるとされ、平成25年度から都市再生庁内プロジェクトチームによる団地再生に向けた調査研究が始まりました。宗像市は、市街地や主要な都市機能が分散立地していることから、一極集中ではなく、地域の特性を踏まえた多極連携の集約型都市をめざしています。

平成27年に都市再生事業推進協議会が設立され、令和元年には市も含めて計13者が参加し官民連携で都市活用を行うための「日の里団地共同企業体と連携協定」を締結、都市計画の変更が行われました。

令和3年にグランドオープンした生活利便施設「ひのさと48」は、団地1棟まるごと活用し、地域に開かれたコミュニティスペースとして、DIY工房、団地ブリュワリー、カフェ、シェアキッチン、ウクレレ制作工房や認定保育園、写真スタジオ、ドーナツ工房など多彩な事業者と一緒にまちづくりにチャレンジしています。

住民の合意形成のために、住民主体の会議を9回行い、積極的な調査研究や、市民の声を集約する工夫をされているのが印象的でした。

武雄温泉駅周辺整備事業(武雄市)

武雄市は、平成20年に新幹線活用プロジェクトが発足、平成31年に策定された「魅力創造行動計画」で、●駅高架下の空間の整備●駅前広場の整備●回遊性のある観光地づくりが位置付けられました。

事業の内容は、●武雄温泉駅のまちなかウォーカブル推進事業としてにぎわい創出滞在時間の延長やバリアフリー化の推進、防災対策として、●保水性舗装の使用●雨水を舗装内部に保水、貯留することで降雨時の流出を抑制、路面温度を低下させる効果も●広場電線地中化事業●駐輪場整備事業等がなされ、令和6年12月に供用開始となっています。

駅前広場は居心地の良い「まちのリビング」として営利を目的としない場合は使用料は無料となっていて、市民が利用しやすくするための工夫をされていました。

武雄温泉駅周辺整備事業(武雄市)

(にいざ民報 2025年11月23日 No.2100)