工藤かおる市議が来春県議選に挑戦 市議7期のベテラン、暮らしの声をとどける女性県議を
記者の質問に答える工藤かおる市議と笠原市議
11月13日、日本共産党の工藤かおる市議は、「来春の県議会議員選南18区(新座市2人区)に挑戦します」と市役所内で記者会見しました。
工藤市議は92年から新座市議として7期連続当選。副議長、厚生常任委員長、シルバー人材センター理事などを歴任。県議選には過去2回挑戦しています。記者たちの質問に以下のように答えました。
県議会に県民の声を
挑戦の動機として、「県議会で圧倒的多数を占める自民党は、原発再稼働の決議、特養老人ホーム建設の凍結など、県民の民意と反する横暴な議会運営です。県民の声をしっかり伝える議席が必要です」と述べました。
重点公約は、
(1)後期高齢者医療保険料の引下げ
(2)少人数学級
(3)県独自の給付制奨学金制度
「重点公約を3つ挙げるとしたら」との問いに対して、「(1)後期高齢者医療保険料の引下げ、(2)少人数学級の実現、(3)県独自の給付制の奨学金制度をまず実現したい」と述べました。
工藤市議は、「後期高齢者医療保険料は約7万円と高く全国上位だ。基金が163億円もあり取り崩して保険料を下げることが出来る。今、75歳以上の医療費2倍化など、高齢者の生活は大変だ。また、教師の時に42人のクラスを受け持ち、作文を読むのも漢字を教えるのも大変だった。おとなしい子には一週間声をかけられない事もあった。少人数学級にしたい」と答えました。
人間は平等!一番弱い人の為に尽くせ
「何故政治家をめざしたのか?」との問いには、「私はキリスト教の家庭に育ち、人間は平等、一番弱い人、貧しい人の為に尽くせと教わった。視覚障害者の方に朗読ボランティアをする父を見て育ち、人の役に立ちたいと思っている」と述べました。
「共産党に入党した動機は?」との問いに「高校の頃ベトナム戦争があり、日本から出撃する爆撃機がベトナムで枯葉剤や爆弾を落とし子どもたちを殺していることに心が痛んだ。大学で名もない民衆が歴史を動かす哲学や、戦争に反対した共産党を知り入党しました」と答えました。
同席した笠原進市議団長は、「共産党は5議席から議案提案権のある8議席以上の獲得をめざしている。市民と野党の共闘が進むなかで初めての県議選です。消費税増税や憲法改悪など安倍政治ノーを示す参院選挙の前哨戦として、幅広い層のご支持を得て必勝を期したい」と述べました。
(にいざ民報 2018年11月18日 No.1790)