老老介護で毎日薄氷を踏む思い 市はこういう年寄りを狙い撃ちするのか

前号で紹介したとおり、新座市は、難病患者見舞金、おむつ代助成、重度要介護高齢者手当など福祉サービス削減を検討しています。早々に、市民から怒りの声が寄せられましたので紹介します。


「私は83歳になり、薬を何種類も飲んでいますが、現在、要介護5の妻をかれこれ14年、自宅で老老介護しています。重度要介護高齢者手当とおむつ代の助成、介護保険の利用料助成を受けていますが、年金が下がる通知が来るたびにギョッとして、毎日薄氷を踏む思いで暮らしています。
訪問看護の利用料は1ヶ月約8千円ですが、半額助成から4分の1助成になると、1・5倍の1万2千円に負担が増えてしまいます。重度要介護手当とおむつ代の助成は、住民税非課税の人も1ヶ月1万円を8千円と7千円に減らすとはひどいです。我が家の出費は9千円も増えてしまいます。特におむつ代は、今でも1万円の助成金では足りません。毎日のことなので本当に困る人がたくさん居ると思います。助成金を超える分は安売りのホームセンターで買おうか、真剣に考えないといけないです。でも質を落とすと布団が汚れるし、本当に困った。それに今はまだバイクで買いに行けるけれど、バイクに乗れなくなったらどうしよう。胃ろうや痰の吸引もしているし、特養老人ホームはなかなか入れません。ましてや有料老人ホームは1ヶ月23万円もかかるとか、とても入れません。妻の顔を見るたび元気な頃を思い出してかわいそうになります。市は、こういう年寄りを狙い撃ちにするのでしょうか」
(野寺4丁目 渡辺さん)


「社会福祉法人新座主催のチャリティーコンサートで、並木市長は『新座市は障がい者に優しい街』と挨拶されました。ところが翌日、市議会に難病患者見舞金や重度要介護高齢者手当など高齢者や障がい者狙い撃ちのサービスカットを無慈悲に行う提案をされたと聞きビックリしました。市が進めている大型開発事業との落差に怒っています」
(石神4丁目 矢野さん)


共産党は市民の皆さんと無慈悲なサービスカットに反対していきます。

※ 前号、高齢者おむつ代助成金見直し後、1ヶ月8千円とあるのは7千円の誤りです。お詫びして訂正します。

共産党は市民の皆さんと無慈悲なサービスカットに反対していきます

(にいざ民報 2018年12月30日  2019年1月6日合併号 No.1796)