保健センターと歴史民俗資料館が複合施設に 新座中学校向かい 平屋建て

8月29日市議会全員協議会が開かれ、保健センター及び歴史民俗資料館の複合施設としての移転・整備についてなど6項目の報告がありました。

保健センターは老朽化と狭あい化で新増設が求められています。また、歴史民俗資料館も老朽化で建て替えが検討されてきました。この二つの施設を複合施設として移転すれば、公共施設等適正管理推進事業債が活用でき、その事業債の50%分が交付税措置されることが判明。複合施設の事業費の換算は約6億5825万円だが、交付税で2億6521万円(事業費の45%)から補助されるので有利だとして複合施設として移転・整備することにしたと説明されました。

新設する場所は新座中学校の前で消防署の隣接地です。平林寺の所有地ですが、約1万407平米を借地し、平屋建てで新設、雑木林もなるべく残していきたいと説明。今年度に基本設計、来年度に実施設計をして、令和3年度・4年度に建設する予定と説明しました。下の表がスケジュール案です。

この事業債の利用条件が「施設の複合化により、施設の延床面積が減少すること」となっているため、現在の両施設の1346平米の延床面積より狭くしなければなりません。

笠原議員は「保健センターは本当に狭くて職員は困っていると思う。早く新設するのは良いことだと思うし、国の交付税措置を受けることができる事業債を活用することも賛成だが、現在より延床面積を減少させることに心配がある。新設された施設がせまくて働きにくいとなったのでは、新設する意味が半減する。保健センターと歴史民俗資料館の職員の意見をよく聞いて判断することが大切だ」と指摘しました。

市は「両施設の職員の意見・希望を聞いて基本設計をしていく。両施設の玄関・ホールやトイレを共有化できるし、平屋にするので会談やエレベーターの面積も不用になるので、必要な部分を拡大しても、現在より1平米以上狭くすることは可能だと考えている。今後も議員の皆さんに検討した内容を報告していく。」と答弁しました。

保健センター及び歴史民俗資料館の複合化 スケジュール案

(にいざ民報 2019年9月8日 No.1826)