市議会での市長の発言 第2弾「にいざほっとぷらざは来年3月まで」「保健センターと歴史民族資料館の複合施設を建設」
東北コミセンに一部を移転 新たな複合施設を検討
ほっとぷらざは、令和4年の1月末で契約期間が満了です。市は「引き続き現在の施設を利用するのか、別の民間施設へ移転するのか、新たな複合施設を建設するのか、様々な検討を行ってきました。ほっとぷらざは高額な賃借料(年間5千万円)が課題でした。
検討の結果、長期的に考え東北コミュニティーセンターと三軒屋公園の敷地を活用して、新たな複合施設を建設することが本市にとって有効と考えました。現段階のイメージでは、地下1階には音楽やダンスが楽しめるスタジオを2室、そして作業室・会議室などと自転車駐車場を併設。
1階は出張所と事務室が設計され、三軒屋公園側にも出入り口がある。2階はプレイルーム2室と多目的室3室、3階は図書室とギャラリー(兼会議室)を考えています。総事業費は約17億円です。計画を更に具体化する段階で、市民の意見も取り入れながら進める予定です。ただ、市の財政状況が厳しいので、新たな複合施設建設を進めていくことは一時的に中断し、財政状況が好転したら改めて計画を進めていきます。したがって、ほっとぷらざは令和3年3月末で閉館し、その後原状回復工事を行って、東武鉄道株式会社に返却します。新たな複合施設が建設されるまでの間、東北出張所については東北コミセンー階に移転。図書室については、インターネットなどで予約を受けた図書の貸出を、東北コミセンで行う方向で検討しています。」と説明しました。
共産党市議団は、「ギャラリーはどうなるのか。新たな複合施設を、市民の意見を聴きながら建設することは結構だが、建設する時期がはっきりしない。決断が遅く、施設を利用できない空白期間が出ることも不満です。利用者はこれでは納得しないだろう」と批判しました。
並木市長は、「決断が遅れて申し訳ない。ギャラリーの場所や建設時期などを検討し直して、再度説明したい」と発言しました。早ければ、9月議会開会中(9月25日まで)に、市議会全員協議会が開かれ、再度の説明があります。
複合型施設の建設 環境と調和した設計に 令和4年度に完成予定
保健センターと歴史民俗資料館は、ともに老朽化と狭隘化が課題となっていましたが、両者を合わせた複合施設として建設するなら、新座市にとって有利な、国からの交付金を活用できることがわかり、建設することと決め基本設計を進めていました。
場所は、新座中学校の向かい側で、新座消防署の隣地です。平林寺の土地ですが、無料で貸していただきます。面積は1ヘクタールとなります。図面では、自然を配慮した形になるようです。
建設の流れは、今年の10月から実施設計を進め、来年5月に設計が完成します。その後、6月議会に工事費を提案・決定した後、来年9月から工事に着手します。そして令和4年度中の完成を見込んでいます。下に複合施設の図面を掲載しました。
(にいざ民報 2020年9月13日 No.1870)