75歳以上の医療費窓口負担が2倍に! 愛知県保険医協会の折り込みに返信

75歳以上の医療費窓口負担2倍化法案に対する怒りの輪が広がっています。愛知県保険医協会が同法案撤回を求める署名はがき付きチラシの新聞折り込みを実施したところ、はがきに設けられた「ひとこと」欄に多数の市民から同法案に抗議する声が寄せられました。

「75歳になれば1割になり、少しでも負担が楽になると歯を食いしばって窓ロ負担を払ってきたのに、2割なんてひどすぎる!」「年金のみの収入で医療費負担が2倍になれば、医者にかかるのを半分にしなければ。これでは生きていけない」

「知らなかった」の声

菅自公政権は「現役世代の負担軽減」「負担の公平化」をロ実に、窓口負担倍加の導入を狙っています。

チラシは国の負担が一番減ることや、倍加することで不公平が広がる実態を告発。多くの市民から「知らなかった」「国がまず負担をすべきだ」との声が相次ぎました。

現役世代も打撃

大きな反響があったことに同協会事務局の日下紀生さんはこう指摘します。

「返ってきた署名には振り仮名をふるなど初めて署名をするような人からの反応がありました。『ひとこと』の内容からも、負担増が生活を苦しめ生きる希望を絶つものだということが示されています。負担増は親の介護を担う人、一緒に暮らす人など現役世代にも打撃を与えます。家族共倒れを招きかねません。廃案しかありません」と語りました。

【4月2日 しんぶん赤旗より】

(にいざ民報 2021年4月11日 No.1898)